米本土に向かうミサイルを日本が打ち落とすという錯誤・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
永田町の裏を読む
■米本土に向かうミサイルを日本が打ち落とすという錯誤
2017年8月17日
今週日曜日のTBS系「サンデーモーニング」を
見ていてちょっと驚いたことがあった。
北朝鮮のミサイルの問題を論じている時に、
準レギュラーのコメンテーターである外交評論家
の岡本行夫氏が
「北のミサイルが日本の上空を飛び越えて米
本土に向かうというのに、日本が(何もしないで)
行ってらっしゃいと手を振って見送るわけには
いきませんから」と、同盟国としての日本が
それをはたき落とすよう努めるのは当然と
いう趣旨のことを語っていた。
ところが残念なことに、北朝鮮から米本土に
向かう大陸間弾道弾は、日本列島はもちろん
日本海の上空すら通らない。
ミサイルは最短距離を飛ぶので、北朝鮮から
ほぼ真北に向かって中国ハルビンの東、
露ウラジオストクの西の辺りを通り、北極海、
カナダ・ハドソン湾の上空を通ってワシントンに
到達する。
これを日本海に浮かべたイージス艦で横から
撃ち落とすというのは全く不可能なのである。
グアムに向かうというのであれば、日本の
中国・四国地方の上空を通るし、またハワイに
向かうというのであれば東北地方の上空を通る。
しかし今の日本の感知システムでは、発射から
数分後に通過したことを後になって分かるのが
精いっぱいで、せいぜいが誤って部品の一部が
落ちてきた場合にそれを空中粉砕できるかどうか
である。
私は岡本さんとは3分の1世紀ほど前、彼が
外務省北米局安全保障課長の時からの知り
合いで、今もあちこちでご一緒することが多い
ので、こんなことを言うのはイヤなのだが、
北朝鮮や中国の“脅威”を強調する安倍政権
の立場に寄り添おうとすると、こんな初歩的な
間違いを犯すことになるのだろう。
【転載終了】
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初歩的な間違いというより、恣意的に危機を
煽っているのでしょう。
ネットの中で知る人は極僅かです。
マスコミをアンコンしている政権なので、
多くの国民が知ることはないからです。
このような事案も反安倍のゲンダイだから
出てきたのでしょうね。
テレ朝でさえトップが圧力に屈し、
加計追及の手が緩んできているようです。
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