三行半相次ぐ官邸の不協和音・・・

日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■首相の懐刀も「辞めてやる」 三行半相次ぐ官邸の不協和音

  2017年9月5日


 一丸となって北朝鮮危機に対応している

はずの安倍官邸に、Jアラート並みの不協和音

が鳴り響いている。

第2次政権発足当初から安倍首相を支えてきた

側近が、相次いで離反の動きを見せているのだ。


 そのひとりが、“陰の総理”とも呼ばれる

今井尚哉首相秘書官。

常に安倍に寄り添い、経済政策から外交政策までを

取り仕切る「懐刀」である。

その今井氏が、8月16日に行われた記者との

オフレコ懇談で語った内容のメモが出回り、

政権内部に衝撃が走っている。


 すでに一部週刊誌などで報じられているが、

本紙も【取扱厳重注意】と書かれた問題の

オフレコメモを入手。

そこには、今井氏のこんな生々しい発言が記されて

いるのだ。


 <安倍総理が「最近今井さんが僕に厳しい」と

最近漏らしたと聞いたから、俺は机を叩いて

「国民のために総理をお支えすることに命をかけて

いる。総理がそんな姿勢なんだったら今すぐ秘書官

を辞めてやる」と言ったんだ。そしたら、安倍総理が

謝ってきた>


 <このまま行けば、安倍政権は来年の9月で終わり

だと思う。次は石破が90%、岸田が10%だろう>


 首相秘書官が、机を叩いて「今すぐ辞めてやる!」

とは穏やかでないし、それで首相が謝るというのも

情けない。

どちらの立場が上なのか。

その上、「安倍政権は長くない」と見限っているわけだ。


 こういう発言が流出すること自体、異常事態であり、

求心力の低下を物語っているが、実は、三くだり半を

突きつけたのは今井氏だけではない。

安保政策の司令塔である「日本版NSC」の

谷内正太郎局長も辞任を願い出たというのだ。


 「8月の内閣改造に合わせて、『お役御免をこうむりたい』

と申し出たそうです。正式に辞表を出したという話も聞き

ますが、箝口令が敷かれている。総理が慰留し、NSCは

何事もなかったかのように危機対応に当たっていますが、

その後も谷内さんは常に辞意を漏らしているような状況だ

そうです。原因は、経産省出身の今井秘書官が外交・

安保政策にも干渉し、NSCの意向を無視した“二元外交”

を展開してきたことと、それを許している総理への不満と

いわれている。我慢の限界ということです。総理を支える

という目的で、同じ方向を向いていたはずの側近が反目し、

官邸内の人間関係がギクシャクしているのは間違いあり

ません」(官邸関係者)


 そんな状態で有事対応ができるのか。

“腹心の部下”2人から見放され、要を失った安倍官邸は、

内部崩壊し始めている。


【転載終了】

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 この記事は、週刊ポストに掲載されている記事ですね。


 記事中には、仕掛けているのは最終的な思惑は違えど、

党中枢の三人の意思は、安部降ろしで一致しているようです。


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