大義なき解散・・・

 自民党は、憲法53条による野党の臨時国会開会

要求を意図的に延ばしていて、やっと開く臨時国会の

冒頭に解散するのは、誰が考えても森友加計問題

逃れだと思うでしょう。


 安倍内閣の支持率が回復したのは北朝鮮の

核・ミサイルによる威嚇の対応とありますが、

安倍首相は、アメリカはもとより、中・ロの思惑も

わかっていないような気がします。


 ちょっと面白いのは、身内といえる山本一太議員が

懸念を表明していることです。

「これでは国民から逃げたと思われる。記者会見での

約束を守り、説明責任を果たすべき。また、仕事師内閣を

発足させながら、仕事をしないで解散はない。」と。


 安倍首相の特徴は、キャッチコピーを多用することであり、

中身がないから賞味期限も短いため、次々変えてきます。


 これが、キャッチコピー世代にうけるのか?

そもそも、中身がわからない世代だからうけるのか?

よくわかりませんが、政治レベルが落ちているように

思います。


 解散が近いので、田崎史郎氏が自己都合解散との

大方の批判に対して、しきりと各テレビに出演し、

自民党や現内閣を擁護しています。


 ベテランの政治評論家(偏った)であり、

総理と直接電話できると自らいったことがあるようですが。

そのために自民党を擁護するのか知りませんが、

あまりにも露骨であり、マスコミの人間とは思えません。


 他にも宮家邦彦氏など安倍擁護評論家は多数います。

 マスコミの擁護とは裏腹に、身内である清和会内部でも

解散に反対の議員がいるようです。


 二階、麻生氏の「解散のタイミングです」の囁きには、

なんかありそうな気もするのですが?


 小池都知事は今回の解散総選挙について、

「(衆院を解散する)大義が分からない。国民に何を

問いかけていくのか分かりにくいし、多くの皆さんが

そう思われるのではないか」と述べ、解散をやる

必要性が分からないと指摘。


 また、民進党の前原誠司新代表も、

「北朝鮮が核実験やミサイル発射を行う状況の中で、

『本気で政治空白を作るつもりなのか』と極めて驚きを

禁じえない。『森友問題』や『加計問題』の国会での

追及から逃げるため、国民の生命・財産そっちのけで、

まさに『自己保身解散』に走っているとしか言えない」と

コメントして安倍首相の判断を批判。


 国民は、こんな“私的な解散で税金を使われること”

を何とも思わないのでしょうかね?不思議です。


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