「GoToトラベル」再開見送りで 予算1.5兆円“塩漬け”･･･

日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■「GoToトラベル」再開見送りで

　予算1.5兆円“塩漬け”･･･

　なぜコロナ対策に活用しないのか

　公開日：2022/01/08

　多額の予算を再開が見通せない事業に

積んでおくよりも、オミクロン株の

感染拡大防止に向けた対策に使うべき

ではないのか。

　斉藤鉄夫国交相は7日の閣議後会見で、

全国停止中の観光支援事業

「GoToトラベル」の1月中の再開を

見送る方針を明らかにした。

観光庁はこれまで、今月8～10日の3連休

を含む年末年始の感染状況が落ち着けば、

1月下旬にも「GoToトラベル」事業を

再開する方針を示していたが、斉藤大臣は

「（新型コロナウイルスの）感染拡大が

急速に進むことを想定すべき状況にある」

と指摘。

その上で、「トラベル事業の再開は感染

状況が落ち着いていることが大前提だ」と

語った。

　昨年11月の会計検査院の決算検査報告

では、「GoToトラベル」関連の事業費で

約1兆5480億円の繰り越しが発生している

ことが判明しているが、それだけ巨額の

予算が“眠っている”のであれば、今すぐに

予算を組み替えて医療体制の拡充や

低所得者の生活支援などに充てた方が

よっぽど国民にためになるだろう。

　政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。

「政府は昨年末にコロナ感染者が減少した

ため、気が緩んでいたのでしょう。予想外

に急増して慌てている状況が見えるようで

す。そもそも1兆円を超える予算が繰り越し

されている状況が異常なのですが、今、

国民のためにお金を使わずにいつ使うのか。

おそらく政府、与党は参院選のことを考え、

GoTo予算を政権浮揚、与党勝利のために

温存しておきたいのでしょう。だから予算

組み替えをする気がないのではないか」

　このままでは昨年の二の舞だ。

【転載終了】

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　政権与党に期待しても無理でしょう。

業界を助けても国自体が落ち込んでい

るのに。

　今後、維新や国民が自民党のアシスト

をしていくでしょうから、益々日本の

未来が不安になります。

　経済大国2位だった日本が、いまでは

OECDで下位を争う国になってしまいま

いましたから。