東大切り付け事件報道で茂木健一郎氏が指摘・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■東大切り付け事件報道で茂木健一郎氏
が指摘 「東大至上主義」を生んだ
大メディアの罪
公開日:2022/01/19
<もうさ、特定の大学をはやしたてる
ようなメディアの演出やめようよ>
東大キャンパス前で受験生ら3人が
切り付けられた事件を受け、18日、
ツイッターにこう投稿したのは脳科学者
の茂木健一郎氏(59)だった。
殺人未遂の容疑で現行犯逮捕された
名古屋市在住の高校2年生の少年(17)は、
「医者になるために東大を目指していたが、
成績が上がらず自信を失くしていた。自殺
する前に人を殺して、罪悪感を背負って
切腹しようと考えるようになった、と供述
している」と報じられている。
大手メディアでは、
<「東大無理」に心折れた少年>などと
大々的に報じられ、テレビのワイドショー
番組でもコメンテーターらが「東大だけ
が大学じゃないないよ」などと発言する
姿も見られるのだが、この番組構成に
違和感を覚える国民は少なくないだろう。
茂木氏が指摘している通り、
「東大至上主義」を若者らに
“植え付けてきた”のは他ならぬ大手メディア
だからだ。
民放番組では東大に「王」を付ける
冠番組が作られ、
「東大生vsその他出身大学の芸能人」の
ような構図でクイズに答える番組も
しょっちゅうだ。
なぜ、番組名は、東大と同様に難関と
される大学、例えば「京大王」や「九州大王」
ではダメなのか。
もちろん、ともに医学部があるのに、だ。
大手メディアが常日頃から「東大ブランド」
を必要以上に持ち上げ、「東大至上主義」を
強調しながら、
今さら「東大がすべてじゃないよ」ではない
だろう。
ちなみに日本映画として62年ぶりに
ゴールデングローブ賞を受賞し、
米アカデミー賞を獲得する期待が高まって
いる映画「ドライブ・マイ・カー」
(濱口竜介監督)で主演を務める
西島秀俊(50)は横浜国立大学中退。
関東近県在住の高校生であれば誰もが知る
名門の国立大だ。
ひたすら勉強して東大に進学して官僚に
なり、保身のために国会答弁で嘘八百すら
平気でつく人と、東大ではないものの、
人並み以上に勉強を頑張り、さらに「俳優」
としても世界から認められる人物のどちら
が果たして「王」と呼ぶのにふさわしいのか。
いまだにステレオタイプでしか人物、
人生を判断できない大手メディアはよ~く
考えるべきではないか。
【転載終了】
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東大至上主義が今の日本の衰退を
つくり出していると言っても過言では
ないような気がします。
私大出身のような柔軟性がないのでは?
彼らの常套句「前例がない」という文言
にもよく現れています。
前にも何回か書いていますが、東大
への国際社会の評価は可成り低いです。
「日本の平壌大学」と揶揄されている
事でも分かりますが、単なる官僚養成
学校であり、日本国内でしか通用しな
い大学との意味合いのようです。
世界大学ランキングでも、順位を
少し上げましたが2022年は35位です。
因みに、アジアでは、11位です。
上位は、中国、香港、シンガポール、
マレーシアですね。
かつては、東大も上位だったのでは?
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