黒田日銀総裁が最大のリスク要因・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■黒田日銀総裁が最大のリスク要因・・・
「悪いインフレ」放置の呆れた
“思考停止”ぶり
公開日:2022/01/19
日銀は17日と18日行った金融政策
決定会合で、現状の大規模な金融緩和
を維持することを決めた。
その後の黒田総裁の記者会見。
賃金が上がらないのに、値上げラッシュ
で物価高騰が現実化し、
スタグフレーション(不況下の物価上昇)
すら懸念される中、何を語るのかと思い
きや、これまで通りの無策でア然だった。
■「壊れたレコード」変わらず
日銀は、18日公表した「展望リポート」
で2022年度の物価上昇率見通しを
前年度比1.1%と前回(昨年10月)の0.9%
から上方修正した。
しかし、今後の物価上昇について黒田氏は、
「資源高などによるもので一時的」
「まだ1%程度。(目標の)2%に近づく
状況にはない」という認識。
「利上げとか、金融政策の変更は全く考え
ていない」として、「緩和を粘り強く続け
ていくことで、好循環の物価上昇を目指し
ていく」と、壊れたレコードのように毎度
のセリフを繰り返した。
日銀の「生活意識に関するアンケート
調査」(昨年12月時点)では77%が1年前
と比べ物価が上がったと答えている。
米国が近く金融引き締めに舵を切るのは
確実で、日米の金利差から「悪い円安」が
進み、「悪いインフレ」が加速しかねない
のに、それについても黒田氏は「悪い円安
ではない」と断言した。
金融ジャーナリストの森岡英樹氏が言う。
「物価上昇が一時的とは思えません。日米
の金利差が開けば、資金は当然、金利の
高い方へ流れる。円安が定着する可能性が
あり、そうなれば悪い輸入物価上昇が続き
ます。黒田氏は、自分を総裁に選んだ安倍
元首相が退陣した時に『辞めたい』と言った
そうですが、慰留された経緯がある。壊れ
たレコード状態なのは、反動が怖くて出口
戦略に行けないこともありますが、気力を
失っているからでしょう。黒田氏の残り
任期は来春までの1年3カ月。鈴を付ける人
がいない限り、今のままです。『法王』と
呼ばれた一万田元総裁を超え、歴代最長と
なった黒田氏が、この物価上昇局面で最大
のリスク要因となってきました」
岸田首相は18日、「ダボス会議」の
オンライン講演で「アベノミクスからの
転換」を表明した。
だったら、アベノミクスで思考停止の
日銀総裁のままでいいのか?
【転載終了】
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黒田氏の日銀総裁の任期延長は、
「アベノミクス」を継続するため
であり、黒田氏の晩節を汚す無脳
ぶりを晒す事になりそうですね。
8年も続けて結果が出せないのは、
インフレに必要な賃金アップがない
からです。
普通は辞任しますが、安倍と同じ
で引くことを知らないからでしょう。
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