危ない日米首脳に策なし・・・
ジャーナリスト同盟Web機関紙
【転載開始】
■危ない日米首脳に策なし
<北の暴発向けの制裁と軍拡で合意>
ろくでもない玉ころがし付き日米首脳会談が
11月6日に終わったようだ。
むろん、北風をふかせるためだけの安倍とトランプ
である。
二人の思惑通りとなったが、両国民と東アジアの
人々を失望させるだけとなった。
策なし・知恵なしの、やくざ・ゴロツキのような対話に
終始した。
二人の弾劾相当のトップ同士の会談なのだから、
期待するほうがおかしいが、正にその通りとなった。
<東アジアを飯のタネにしたい安倍とトランプ>
戦前の東アジアは、大英帝国の策略、すなわち
アジア人同士を戦わせるという謀略にはまって
しまったが、いままた米帝国主義の同じような策略に
日本と南北朝鮮がはまって、事態を深刻化させている。
ワルはワシントンの産軍体制であるが、それに喜んで
同調する、戦前の死者が蘇ったようなZOMBIE首相の
存在である。
過去の指導者である石橋湛山・池田勇人・大平正芳ら
護憲リベラルの首相らであれば、ワシントンの謀略に
はまって、大量の武器弾薬を購入させることを、
断固として拒否したであろう。
既に戦後70年を経過した日米関係である。
占領下の吉田茂内閣でも、ワシントンの再軍備要求を
突っぱねて、9条を死守している。
安倍とトランプは、半島の北に登場した経験の浅い
若者を、いいように躍らせ、そこから甘酒を飲み干そう
としている。
北は気付いているだろう。少なくとも北京とモスクワは
感じ取っている。
北京・モスクワ・平壌の3者の意思の疎通が必要である。
そろって、安倍とトランプの暴走に釘をさす時である。
<日米産軍体制の申し子か>
世の中が平穏だと面白くない、という、恐ろしくも不埒な
輩が、存在する。
財閥がそうである。財閥の配下が、悪巧みを考える。
日本では、石原慎太郎である、安倍晋三であることに、
国民は気付き始めてきている。
尖閣・南シナ海・竹島に的を絞り、いたずらに交渉・外交
ではなく、緊張づくりに走り出して、もう5年以上も経つ。
松下政経塾の野田・前原も同根であろう。
小池もそうである。森喜朗や小泉純一郎ら清和会グループ
もそうである。
根っこは、神社本庁・日本会議ということになろう。
戦前の国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法を信仰
する勢力である。
彼らこそが日米産軍体制の申し子である。
近年、公明党の太田ショウコウや山口那津男ら
公明党幹部も、陰で盲従しているようである。
安倍・トランプ会談では「北朝鮮に最大限の圧力を
かける」、狙いは金正恩の暴発を追求する策略である。
並行して「日本は膨大な兵器を購入しろ」とトランプが要求、
安倍は「日本として質・量を拡充していく」と応じた。
これぞやくざレベルの首脳会談(2017・11・6)の核心で
あった。
<盲従ポチに永田町は焦燥感一色>
トランプに盲従する安倍に、自民党内は焦燥感で
破裂しそうである。
永田町の内情を伝える情報が、届いてきた。
「トランプの娘が来たら57億円をポンと出す心臓。
勝手に決める心臓は何様だ。
これでは自民党の存在はない。外交もない。
安倍独裁もいいところだ」と自民党内も怪しく揺れている。
野党のボンクラ議員よりも、反応が鋭い。
「北制裁、制裁だと、日本が戦争に巻き込まれてしまう
ではないか。こんなアメリカ属国の日本でいいのか」と
いう不安といら立ちも聞こえてきているという。
「オスプレイはなんだ。事故を起こして、日本政府が
中止を求めても、米軍は我関せず、問答無用で聞く耳を
持たない。
これに政府も与野党も沈黙している。
日米の地位協定さえも機能していない。
ボンクラ野党とボンクラ新聞にあきれてしまう」との悲壮な
悲鳴も聞こえてきている。
どうみても、日本は独立国ではないのだ。
これぞZOMBIE政治の真骨頂なのか。
2017年11月7日(政治評論家・日本記者クラブ会員)
追記<新聞は日刊ゲンダイ>
昨日、知り合いの中国人の東京特派員が、初めて
わが埴生の宿を訪ねてきてくれた。
かつて日本勤務は高根の花だったが、いまは違うと
いうのだ。
超物価高の東京は暮らしにくい。
それだけではない、日本の新聞テレビの急激な変化に
ついていけないらしい。
「以前は朝日新聞の記事が、真実に近い報道をして
くれていたので、それを参考にできた。いまは産経と
朝日が同じような時が多いので、判断に困ってしまう。
テレビはみな同じなので価値がない」というのだ。
そこで書斎に1部置いてあった夕刊紙の「日刊ゲンダイ」
を紹介した。
「日刊ゲンダイの記者は、昔のような正義のジャーナリスト
が多い。それに財閥系の大手の広告がない。よって電通の
圧力が効かないので、政府を堂々と批判して、屈しない」と
説明すると、ことし3年になる特派員は納得してくれた。
彼はこれから「日刊ゲンダイ」を読んでくれるだろう。
ちなみに。
有楽町の外国人特派員協会のメンバーの愛読紙は、むろん
この夕刊紙である。
先日、袖ケ浦市内の山の手地区のコンビニで、
初めて「日刊ゲンダイ」を見つけた。
木更津や君津の山の手地区のコンビニでも見れるように
なるかもしれない。
【転載終了】
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日刊ゲンダイは反安倍の急先鋒ですが、
大手紙と違い“提灯記事”を書かないので、
個人的にも毎日「日刊ゲンダイDIGITAL」を参考に
しています。
大手紙は、取材能力が弱いと思います。
基本、政治は記者クラブのリーク記事でしょうから。
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