アベノミクスの“成果”はすべて虚構!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■アベノミクスの“成果”はすべて虚構!
国交省不正統計13~19年度も巨額
カサ上げの衝撃
公開日:2022/01/26
パンドラの箱が開いたのか。
国交省の不正統計問題で2020年度の
統計が約4兆円過大になっていた疑い
──。
朝日新聞が25日、報じた試算内容は
衝撃だ。
不正のあった「建設工事受注動態統計」
はGDP算出の材料でもある基幹統計。
そのデータが改ざんにより兆単位で
カサ上げされたとすれば、これまでの
GDPの数値はおろか、この国の信頼が
大きく揺らぎかねない。
恐ろしいのが、13~19年度のカサ上げ
はもっと巨額になるのが確実なことだ。
国交省は00年の同統計の導入当初から
改ざんを始めていた。建設業者が受注
実績の提出期限に間に合わず、数カ月分
をまとめて提出した場合、都道府県に
そのデータを消しゴムで消すよう指示。
数カ月分全てを最新1カ月だけで受注
したように合算していた。
13年4月からは未提出の業者分の受注
実績に関し、提出した業者の平均を推計値
として上乗せするルールを導入。
従前の合算も継続したため、二重計上
が生じてカサ上げはさらに膨張した。
国交省は会計検査院に問題を指摘され
た直後の20年1月、都道府県に中止を指示
した。
ところが、担当課長は統計数値の急な変動
を恐れ、合算する量を「数カ月分全て」
から「2カ月分」に減らす折衷案を採用。
場所を本省に移して組織ぐるみで改ざん
を隠蔽し、昨年3月まで続けた。
朝日の試算は本省での改ざん分のみ。
それだけで20年度は実績全体約80兆円
の5%に相当する。
合算量を減らす前の各年度の二重計上
によるカサ上げ額は、桁が1つ違っても
おかしくない。
■「由々しき国家の大罪」
「問題を矮小化し、早期幕引きを狙う
岸田政権は『GDPにおける影響は軽微』
とゴマカしていますが、残っている統計
の元データは19年4月分以降のみ。あと
は消され、影響を検証する余地すらない。
統計は連続性がいったん狂うと、二度と
使えません。過去の受注実績と比較でき
なければ、現在の建設業の実態は掴めず、
有効な政策も打てなくなる。当然それで
救われない企業も出てきます。インチキ
国家は海外の信用を失ってマーケットも
傷つけます。由々しき国家の犯罪です」
(経済評論家・斎藤満氏)
13~19年に政権を担ったのは
安倍元首相だ。
何かにつけ「名目GDPが安倍政権になって
から500兆円を超えるようになった」と
得意げに語り、「600兆円達成」目標を
ブチ上げたものの、単に統計をイジった
だけではないのか。
自慢の“成果”は全て虚構だったのに、
いまだ「経済を成長させるためには
アベノミクスしかない」と言い切る
安倍元首相は、もはや“憑き物落とし”が
必要なレベルだ。
【転載終了】
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私も国家犯罪的な改竄だと書きま
したが、この記事にも経済評論家が、
そう書いていますね。
憲政史上、最悪な政権でしたね。
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