維新の会、参院選の台風の目に・・・大幅議席増?

Business Journal


【転載開始】


■維新の会、参院選の台風の目に・・・

 大幅議席増?

 メディアはこぞってスキャンダル狙い

 2022.01.28 05:50


 昨年の衆議院議員選挙で議席を大幅に

増やし、一人勝ちともいえる状態だった

日本維新の会。

その後も議員の文書交通費問題に食い

込むなど、主にメディアを通してその

存在感は一層増しているといえる。

今後の政局を占う上でも極めて重要と

位置づけられる、今夏に行われる

参議院議員選挙でも複数地区に候補者

を送り込む予定で、より一層国政での

影響力を増すことは必至だ。


 「実際に永田町での立ち位置も

変わってきた」と、ある野党議員はため

息交じりに言う。


 「昨年の衆議院戦まではローカル政党

だった維新の会ですが、永田町の数の

論理でいうところ、その存在感は無視で

きないまでになってきています。ただ、

彼らは野党の中でも特殊で、内々ばかり

見る議員が多く、党派を越えて人付き

合いするような人物は非常に限定的でし

た。実際に、政策や法律に明るい議員も

ほとんどいません。

 だから野党間でも相手にされていな

かったのですが、それでもTwitter上

などでは人が変わったように舌戦という

名前の“プロレス”を繰り広げることで

人気を拡大してきました。

しかし、そのパフォーマンスが派手で

ウケていることから、『維新を見習え』

という一部の幹部がいることに辟易して

います」


 事実、吉村洋文大阪府知事や橋下徹

元代表に象徴されるように、これらの

ネット戦略で支持を拡大してきたという

見方は、維新の会内部でも根強い。

そこにシンパシーを感じる熱狂的な“信者”

が自分たちの存在を盲目的にしている、

と指摘する人間も党内に存在する。

一方で、これらのネット上での後押しは

諸刃の剣でもあると、維新の会に所属す

る議員は危機感を募らせる。


 「もともとスキャンダルが多い政党で

すが、上に甘く、下に厳しいのがウチの

特徴ではあります。その点に不満を持つ

議員も少なくなく、直近では松井一郎

大阪市長が大阪独自ルールを破り30人

会食した際も、なぜか会見で逆切れの

ような態度で驚きました。そういった際

に割を食うのは下の議員です。

 ただ、そういったスキャンダルがニュ

ースに出ても、一定の熱心な信者たちが

SNSで火消しに走ったり、ニュース記事

のコメント欄に好意的なコメントを寄せ

たりしてくれています。党内でも、その

数の多さから冗談で『誰かネット工作員

を雇っているのでは』という声があがる

ほどでした。だからそういったパフォー

マンス先行の体質がいつまでたっても

改善されない部分があります」


■維新の会議員、党内の体制にも不安


 前出の議員は、参院選に向けて党内の

体制にも不安があると続ける。


 「文書交通費問題も減税対策もそうで

すが、唱える政策が意思統一されておら

ず、一期生のなかにはすでに現体制を良し

としない派閥も生まれてきています。周知

の通り、自民党との距離は近いですが、

上層部はあくまで野党としての立ち位置

を強調します。つまり、どこを向いてい

けばいいかわからない状態です。

 小競り合いが行われているという程度の

ままでとどまればいいですが、悪化して

分裂にもつながる懸念もあります。今回の

参院選は、2023年の統一地方選挙や、

来る大阪万博へ向けても大きな意味を持ち

ます。そこでの成功を印象づけ、世論を

一気に集めるという狙いが、“絵に描いた餅”

にならなければいいのですが」


 また、別の維新の会関係者は、文通費

問題に代表されるように、議員報酬の

問題点を追及するやり方は、必ずブーメラ

ンが来ると指摘する。


 「『身を切る改革』に代表されるように、

維新の会では議員報酬の返納や金銭面に

ついて訴求することが大きな指針でした。

ところが、以前から指摘されていたように、

これまでも実際は自身の政治団体に寄付や

党本部に返納という形を取ることもあり、

かなりグレーなやり方ではあります。すで

に金の流れが怪しい議員の名前が2人ほど

上がっており、メディアも具体的に調べて

いるようです。これまでさんざんお金で

苦労してきただけに、ほどほどにするべき

では、という声も少なくありません。吉村

知事のイソジン発言や、自身のかつての

文通費問題が、特大のブーメランを党に

もたらすのではと恐れています」


 全国紙政治部記者は、参院戦でも現状の

ままであれば間違いなく維新は議席を伸ば

す、と断言する。

ただし「感染対策」と「スキャンダル」が

落とし穴になる可能性があると指摘する。


 「狙うと公言している東京、神奈川、京都、

大阪、兵庫の5選挙区のほか、愛知、福岡で

も候補者次第では勝てる見込みがあるとみて

います。ただし、爆発的に増えている大阪の

感染者の状況、またたびたび指摘される感染

対策の甘さは泣き所でしょう。さらに、在阪

マスコミと違い、これまで維新の会を気にと

めていなかった各社の東京メディアが、維新

の会に目を向け始めたのも大きいです。

 もともと素行調査が甘い党でもあり、記者

からすれば狙いやすいわけです。

今の維新をスクープすれば、メディアの株も

上がります。

新聞だけではなく、テレビや週刊誌からも

問い合わせが増えており、大なり小なり出る

であろうスクープが、参院選に多大な影響を

与えることは必至でしょう」


 全国政党への格上げを狙う維新にとって、

越えるべき壁は多く残されている。

今年の参院選は、維新の会の今後を占う上で

の試金石になることは間違いない。

(文=編集部)


【転載終了】

********************


 維新の会のメンバーを見てみると、

殆どが若い議員ですね。

政治に若い力が携わるのはいいこと

ですが、自民党の「○○チャイルド」

という感じですかね。


 はたして、政治理念を持って立候補

してきたのか?


0コメント

  • 1000 / 1000