日銀 金融政策決定会合で追加緩和に否定的な意見相次ぐ・・・
NHK NEWS WEB
【転載開始】
■日銀 金融政策決定会合で追加緩和に否定的な意見相次ぐ
日銀が先月開いた金融政策決定会合では、
1人の委員が追加の金融緩和の必要性を
主張したものの、ほかの委員からは、副作用
が大きいなどと否定的な意見が相次いでいた
ことがわかりました。
日銀は、先月30日と31日に開いた金融政策
決定会合で、今年度と来年度の物価上昇率の
予測を引き下げましたが、追加の金融緩和策
はとらず、金融政策を維持しました。
9日、この会合で9人の政策委員から出された
主な意見が公表され、この中で、片岡委員と
見られる1人の委員は「追加緩和策を講じることで
物価目標の早期達成への確度を高めるべきだ」
として、2%の物価上昇率の実現には金融緩和を
さらに強化することが必要だという意見を出して
いました。
これに対して、ほかの委員からは「追加緩和は
市場や金融機関への影響、政策の持続性などの
観点からプラスの効果よりも副作用のほうが大きい」
とか、「政策変更の効果に確信が持てない限り、
現状維持が適切だ」などとする意見が相次ぎ、
多くの委員が、今の状況で一段の金融緩和を
行うことに否定的であることがわかりました。
一方、会合では、金融緩和の一環として日銀が
買い入れているETF=(イーティーエフ)上場投資
信託などをめぐって、ある委員が「政策効果と考え
うる副作用について、あらゆる角度から点検すべきだ」
と述べ、日銀がETFなどを大量に買い続けることの
影響も検証すべきという意見が出されました。
【転載終了】
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やっと、日銀も「アベノミクス」の限界に気づいたか?
「日銀はインフレ目標達成まで金融緩和を続ける
というがきわめて危険」。
これは、アジア開発銀行の吉野直行氏の言だそうです。
生産者物価が下がっているのにインフレ率0%。
これはバブル崩壊前と酷似しており、16年の
生産者物価はマイナス4・3%であるのにインフレ率は
0%にそっくり。
金融当局は同じ失敗を繰り返すのかといっているとか。
2019年以降の不況予測に対し、経済政策を見直す
事が必要なのかも。
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