コロナ死者数10日連続2ケタの衝撃!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ死者数10日連続2ケタの衝撃!
ブースター接種進まず激増の恐れ“
第4波の悪夢”再び
公開日:2022/02/01
第6波の猛威が収まらない。
心配なのは死者数の急増だ。
31日発表された全国の死者数は48人。
2ケタは10日連続だ。
オミクロン株の致死率は低いとみられ
てきたが、一体、何が起きているのか。
第4波(アルファ株)と第5波(デルタ株)
を参考に今後の推移を探った。
◇ ◇ ◇
第6波に突入してから約1カ月。
過去の感染拡大の初期1カ月を比較して
検証した。
それぞれの「入り口」は、新規感染者数
が上昇傾向に転じた日だ。
感染拡大突入後、1カ月間の感染者数
と死者数は、
第4波(昨年3月22日~4月21日)では
9万541人と937人。
第5波(昨年7月5日~8月4日)では
16万5268人と386人だった。
第6波は1月1日から31日までの1カ月
で、感染者数は101万234人、死者数は
423人となっている。
第6波の感染者数はケタ違い。
改めてオミクロン株の感染力の強さを
実感するが、死者数も見過ごせない。
ここ1カ月の死者数は第5波を上回っている。
直近10日間(別表)では、第5波の3倍強
に上り、第4波に迫る勢いとなっている。
問題は流行が本格化してからの死者数
の推移だ。
第4波と第5波では大きく異なっている。
■無防備で迎えるオミクロン株ピーク
第4波では昨年5月以降、死者数が大きく
膨れ上がった。
最多は5月18日の216人で、100人超の日
は14日もあった。
一方、実は第5波では1日当たりの死者数
が3ケタになることはなかった
(最多は9月8日の89人)。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「デルタ株はアルファ株よりも重症化リスク
は高いとされています。それでも、第4波よ
りも第5波の死者数が抑えられたのは、ワク
チン接種の効果です。デルタ株の流行前に
高齢者の2回目接種が完了し、夏から秋にか
け、一般にも接種が広がった。体内に抗体が
しっかりできている状態でデルタ株の流行
を迎え、重症化、死亡リスクが引き下げら
れたのです」
第4波では一部医療従事者を除き、国民の
大半がワクチン未接種だった。
3回目接種が遅れに遅れる第6波は、どうな
るのか。
「足元の状況は第4波に近いと言えます。
2回目接種完了から長期間が経過し、ワク
チンの効果はほぼなくなっている。3回目
の接種率は、まだ3%程度。ほとんどの
国民が十分な抗体を持たず“無防備”な状態
で、オミクロン株流行のピークを迎えるこ
とになります。現在、死者数が増加傾向に
あるのも、ブースター未接種の影響が出て
いる可能性があります。せめて、1月中に
重症化リスクの高い高齢者には3回目接種
を完了させておくべきでした」(中原英臣氏)
米国では先週、1日当たりの死者数が
2000人を超え、デルタ株を上回る水準と
なった。対岸の火事ではない。
【転載終了】
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オミクロン株は軽症と言われていま
したが、一番やっかいな変異種なのか
も知れないですね。
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