ワクチン後進国ニッポンはもはや世界経済の“お荷物”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ワクチン後進国ニッポンはもはや世界経済
の“お荷物”・・・接種率と比例する景気指数
公開日:2022/02/02
いずれ岸田首相も「新しい資本主義」
などと言っていられなくなる。
第一生命経済研究所の首席エコノミスト・
永濱利廣氏が31日、マクロ経済分析
リポートを発表。
タイトルは「ワクチン接種遅れを繰り返す
日本~低いブースター接種率がもたらす
景気回復の遅れ~」だ。
着目したのは先進各国の総合PMI
(購買担当者景気指数)。
企業の購買担当者らの景況感を集計した
指標で、GDPや鉱工業生産などの統計より
も先行性がある。
数値が50を上回ると景気改善、下回ると
悪化と判断されるが、G7の中で
「IHSマークイット」が1月分を公表した
5カ国のうち、日本のPMIだけが48.8と
50を下回っているのだ。
「各国のPMIとワクチンのブースター
接種率は、正の相関関係にあると指摘で
きます。独・仏などの接種率は50%前後
と、ブースター接種が加速するユーロ圏
のPMIは52.4と『改善』を維持。米国は
1月に減速したものの、50台を保ったの
は、希望者への接種が進んでいるおかげ
とも言えます」(永濱利廣氏)
■「失われた30年」の継続
日本の接種率は31日時点で3.2%。
各国からの大幅な遅れに比例して景気も
取り残される可能性は高い。
「コロナ禍には人の移動や接触を伴う
宿泊・飲食や運輸などサービス関連産業
が大打撃を受ける一方、移動と接触減で
情報・通信関連産業は恩恵を授かる
『K字』形の二極化が進みました。しかし、
ブースター接種が進む国はサービス関連
産業も回復。二極化から抜け出せず、
当面続きそうなのは日本のみ。景気回復
が遅れ、海外に引き離される『K字』形も
描きそうです。最大リスクは各国のコロナ
禍の経済対策が出口に向かえば、日本で
も同調する議論が高まること。コロナ
ショック前から日本は他国と異なり、景気
後退下の消費増税などで経済の正常化に
は程遠い状況でした。それでもコロナ対策
を引き締めれば正常化の芽はついえます。
バブル崩壊以降、景気が少し上向けば完全
雇用に達する前に金融・財政の緊縮に転じ、
景気後退を繰り返してきた『失われた30年』
の継続です」(永濱利廣氏)
世界経済のお荷物となるワクチン後進国
に、もはや「先進国」を名乗る資格はない。
【転載終了】
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いろんな面で、日本は先進国では
なく、後進国に落ちてしまっている
と言われてきています。
危機的な状況ですね。
まさに、“日本沈没“です。
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