コロナ第6波ピークアウト間近も“感染頂上”高止まり必至
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ第6波ピークアウト間近も
“感染頂上”高止まり必至
「子供たちの行動抑制を」と専門家
公開日:2022/02/14
オミクロン株の感染拡大はもう終わるの
か。
13日の東京都の新規感染者は1万3074人
と、5日連続で前週の同じ曜日を下回った。
重症者数は増加しているものの、
新規感染者数は着実に減少しているよう
に見える。
年明け早々始まった「第6波」は
ピークアウトしたのだろうか。
◇ ◇ ◇
海外の感染状況を見ると、オミクロン禍
はおおむね1カ月前後でピークアウトを迎え
ている。
例えば米国は、昨年12月中旬から感染者数
が急増し、年明け1月下旬ごろから下がり
始めている。
英国は12月中旬から拡大し、1カ月も経た
ない1月初旬にピークアウトしている。
日本の「第6波」も始まってから1カ月超
だ。
やはり海外同様、収まっていくのか。
ただ、日本の3回目のワクチン接種率はわず
か8%程度。
米国の27%、英国の56%に遠く及ばない。
昭和大医学部客員教授の二木芳人氏
(臨床感染症学)がこう言う。
「日本は陽性率が高く重症者も増加してい
るため、感染が落ち着いたとは言い難い
状況ですが、新規感染者の下落傾向などを
見れば、ピークアウトに向かいつつあると
は思います。ただ、ピークから“ストン”と
急激に落ちる『マッターホルン型』でなく、
しばらくは高止まりが続く『富士山型』に
なる可能性がある。なぜなら、ウイルスを
運んでしまう子供たちへの行動抑制が、
『教育機会を奪う』といった理由から弱い
ままだからです。子供たちの行動抑制をし
なければ、結局、家庭で子供から3回目
接種を済ませていない高齢者にうつり、
ダラダラと感染が長引くことになる。
短期間でも子供たちの行動抑制を実施す
べきです」
■「第7波」前に3回目ワクチンは効果切れ
の恐れ
幸か不幸か、この「第6波」は3回目の
ワクチン接種が進まなくてもピークアウト
を迎えそうだが、一安心とはいかない。
「第7波」が起こりかねない今年の夏前に、
3回目ワクチンの効果が切れてしまう恐れ
があるからだ。
複数の海外メディアが
CDC(米国疾病対策センター)の発表とし
て「ブースター接種は、約4カ月後にその
効力の多くを失い、一部のアメリカ人、特
に合併症や死亡のリスクが高い人は、4回
目の投与が必要になる可能性がある」と
報じている。
日本の高齢者の3回目接種は、2月から
3月に集中する。
CDCの発表に基づけば、岸田政権が
シャカリキに進める3回目接種の効果は、
6月末に切れてしまう恐れがあるというこ
とだ。
コロナ感染は、夏と冬に大流行する傾向
がある。
実際、デルタ株が猛威を振るった「第5波」
は21年7月から始まり、「第2波」も20年
7月から始まった。
感染の“大波”が起こりかねない7月を目前
に、肝心のワクチン効果が切れてしまうと
したら、何ともタイミングが悪い。
高齢者はもう一度、夏前にワクチン接種
せざるを得なくなるかもしれない。
【転載終了】
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後から後から、変異種が出て来て、
いつまで続くのか分からないですね。
今後、第7波は「デルタクロン株」
なのか?
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