3メガバンクは“2メガ”に再編か・・・!?

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■銀行ビジネスモデル崩壊 3メガバンクは“2メガ”に再編か

  2017年11月19日


 メガバンク再編の足音が聞こえ始めた。


 「ここ数年、地方銀行の合併が相次いで

いますが、メガバンクも動かざるを得ない

のではないかという見方が急浮上しています」

(金融関係者)


 みずほFG、三菱UFJFG、三井住友FGの

3メガバンクの2018年3月期の中間決算が

出そろった。

本業の稼ぎを示す実質業務純益は、

みずほが前年同期比41%減、三菱UFJは

同13%減、三井住友は同40%減だった。

稼ぐ力は急速に衰えている。


 「マイナス金利が直撃しているのは間違い

ありませんが、それだけではないでしょう。

フィンテックやAI(人工知能)によって、銀行の

窓口業務は不要になりつつあります。ビジネス

モデルは崩壊寸前です。メガバンクは3つも

必要なのか。疑問を抱く市場関係者が増えて

います」(IMSアセットマネジメントの清水秀和代表)


 3メガの株価は低迷続きだ。

市場は乱高下しているものの、相場全体は

上昇傾向を見せている。

日経平均は年初からきのう(17日)まで14・3%

上昇。

ところが、3メガはそろって下落している。

みずほはマイナス8・9%、三菱UFJはマイナス0・3%、

三井住友はマイナス4・4%だ。


■外資系投資ファンドが暗躍とも…


 「株価は正直です。みずほの1万9000人の

人員削減をはじめ、3メガは合計で3・2万人分の

業務量を減らす方針で、銀行業務は縮小傾向が

顕著です。再編が議論されても不思議はないで

しょう。例えば、みずほと三井住友が経営統合して

2メガ体制に移行するとか、りそな銀行や地銀を

巻き込んだ形での再編劇です」(市場関係者)


 独占禁止法などクリアしなければならない課題は

あるにしても、「航空業界はJALとANA、スーパー

業界はイオンとセブン&アイ(イトーヨーカドー)の

2強に集約された。銀行も例外ではない」(証券アナリスト)

との見方もある。


 「実はトランプ政権の発足直後に、日本の地銀再編

に絡んで米投資ファンドの参入が囁かれたことがあり

ます。もしかすると、外資が再び動きだすかもしれま

せん」(株式アナリストの黒岩泰氏)


 1990年代に経営破綻した新生銀行やあおぞら銀行

の再建では、投資ファンドのRHJインターナショナル

(旧リップルウッド)やサーベラスが関わった。

 メガバンク再編での暗躍も十分にあり得る。


【転載終了】

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 銀行再編に伴い、貸し剥がしが懸念されますね。


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