(6)維新支持層を浮かび上がらせた「長谷川豊発言」貧富の格差を分断へと転化
最大ゆ党 維新躍進のカラクリ
【転載開始】
■(6)維新支持層を浮かび上がらせた
「長谷川豊発言」貧富の格差を分断へ
と転化
公開日:2022/03/08
コロナ禍のもと大阪の街に深刻な
医療崩壊をもたらし、失われなくても
よい多くの命を奪った維新をいったい
誰が支持しているのだろう。
昨年10月の総選挙では大阪府下で実に
171万5862人もの人々が維新に投票し
ているのだ。
ちまたでは相も変わらず
「貧困と格差に喘ぎ、現状打破を求め
る若年貧困層」が維新を支持している
という都市伝説めいた「定説」が幅を
きかせている。
維新政治が新自由主義の権化ともいう
べきものである以上、こんな「定説」
が成り立つ余地などないことは少し
考えればわかるはずだ。
こうした「定説」に対し筆者は、
維新の支持層は、税や社会保険料など
の高負担に不満を募らせ、自分たちの
払ったお金を食い潰す「年寄り」
「病人」「貧乏人」への敵意や憎悪を
あおられた「勝ち組」意識を抱く
中堅サラリーマン層をコアとする人々
にほかならないと論じてきた。
これは、「大阪都構想」をめぐる2度
の「住民投票」や府市ダブル選挙、府市
クロス選挙などへの参与観察によって
筆者のたどり着いた結論だ。
詳細については拙著
「維新政治の本質──組織化されたポピュ
リズムの虚像と実像」(あけび書房)を
参照いただきたいのだが、これは宣伝。
こうした議論を展開するにあたって筆者
は、元フリーアナウンサーで2017年
衆院選に維新の公認候補として千葉1区か
ら立った長谷川豊氏の次のような発言を
取り上げることにしている。
維新支持層とは、こうした発言に喝采を
送らないまでも、「ホントだよな!」と
共感を抱く人々だと考えられるからだ。
〈自業自得の人工透析患者なんて全員
実費負担にさせよ!無理だと泣くならそ
のまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼ
すだけだ!!〉
(2016年9月19日のブログから)
■弱者への敵意や憎悪を扇動
長谷川氏はこの発言への囂々たる非難を
受けて、テレビの世界から姿を消した。
維新はその長谷川氏を拾い上げ、公認候補
として衆院選に擁立したというわけだ。
こうした発言は、貧困と格差の拡大の中で、
「病人」「年寄り」「貧乏人」への敵意
や憎悪をあおり、格差を分断へと転化しよ
うとするものにほかならない。
こうしたあおりによって、
自らの新自由主義的「改革」がもたらした
貧富の格差を分断へと転化し、それを繰り
返される選挙を通じて固定化し、組織化
すること。
これこそが組織化されたポピュリズムと
しての維新政治の本質なのである。
=つづく
【転載終了】
************************
長谷川豊氏のように、世間を敵にし
た人物を擁立するような党なんですよ
が、まあ、党幹部が長谷川氏と似たよ
うな思想を持っていますからね「維新」
は。
>維新の支持層は、税や社会保険料な
どの高負担に不満を募らせ、自分たち
の払ったお金を食い潰す「年寄り」
「病人」「貧乏人」への敵意や憎悪を
あおられた「勝ち組」意識を抱く
中堅サラリーマン層をコアとする人々
にほかならないと論じてきた。
↑この方たちは、何れ同じ立場になり、
50代になりリストラにあったり、若い
世代からお荷物扱いされます。
勝ち組は、一握りの特権階級だけです。
0コメント