“プーチン大統領の手足”が裏切りの内部告発?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■“プーチン大統領の手足”が裏切りの
内部告発?
ロシア情報機関員が訴えた衝撃の戦況
公開日:2022/03/10
ロシアのプーチン大統領の暴走を止める
手だてはないのか。
経済制裁は日ごとに強まっているが、
ロシア軍はウクライナの首都キエフ陥落に
向けて攻撃の手を緩めない。
一方、プーチン大統領の手足である
情報機関から
「ウクライナ侵攻は完全に失敗に終わる」
「ロシアは追い詰められている。勝利の
選択肢はなく、敗北あるのみ」などと厳し
い戦況を指摘する内部告発が飛び出し、
衝撃が広がっている。
告発の主は、プーチン大統領の古巣KGB
(国家保安委員会)の後身組織
FSB(連邦保安局)のアナリストとみられ
る。
フランスに亡命したロシア出身の人権活動家
がロシア語で1万2000字に及ぶ告発リポート
をSNSで公開した。
■「戦争が起こるなんて誰も知らなかった」
それによると、ロシア国防省は軍の犠牲者
を498人(2日発表)としているが、
「主要部隊からの連絡が途絶えて戦死者数は
不明」。
1万人規模に上る可能性があるという。
FSBは侵攻失敗の責任を問われているが、
何の注意喚起もなかったため制裁対処の準備
を整えなかったとし、
「一番大事なことは戦争が起こるなんて誰も
知らなかったということ」とブチまけている。
「1~3日でゼレンスキー大統領を排除でき
たとしても、占領には50万人超の兵力と兵站
が必要で非現実的」
「傀儡政権のなり手もいない」
「ロシア経済が崩壊する6月が区切り」とも
指摘。
「ロシア勝利リポートをまとめないと、仕事
をしていないと疑われる」ため、的確な分析
をまとめられないという。
告発の真偽はどうなのか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は
こうみる。
「戦時中はこの手の文書が出回るものですが、
これについては信憑性が高いのではないか。
欧米側の戦況分析と類似しつつも、ロシア側
しか知り得ない情報が要所要所に盛り込まれ
ているからです。例えば、プーチン大統領の
取り巻きとして知られるチェチェン共和国の
カディロフ首長に関するくだり。ゼレンスキ
ー大統領暗殺部隊を送り込んだものの、ウク
ライナ軍に撃退され、ロシア軍とも全面衝突
寸前で正気を失っているとあります」
■今後数週間は戦闘が激化か
米議会で8日に証言したCIA長官は、
プーチン大統領の戦略について
「近代化したロシア軍が決定的勝利をすぐ
つかめると考えていた」
「大統領選を控えるフランスや首相が交代
したばかりのドイツがしっかり対応できず、
制裁に耐えられると想定していた」などと、
ミス連発を指摘。
怒り狂うプーチン大統領の指示によって今後
数週間は戦闘が激化するとの見方を示した。
米シンクタンクが予測したキエフ総攻撃
まで半日を切ったが、果たして・・・・。
【転載終了】
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プーチンは、
”戦争に負けたことがない“、という
神話がありますね。
今回は、総力戦が終了したあとの
第二の戦争、”経済戦争”の行方が
ロシアを直撃するという事ですかね?
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