「ブラック政党ですわ」・・・維新の地方議員
最大ゆ党 維新“躍進”のカラクリ
【転載開始】
■(9)「ブラック政党ですわ」モンスター
的集票マシンを支える239人の地方議員
公開日:2022/03/11
維新がモンスター的集票マシンへと変貌
したことを示す数字をもう一つ挙げておこう。
それは参院大阪選挙区での維新の得票状況だ。
定数4の選挙区で、維新は2016年、19年の
選挙でそれぞれ2議席を確保した。
16年参院選で維新は菅官房長官(当時)の
要請により初めて2議席に挑戦した。
その結果、浅田均72万7495票、
高木かおり66万9719票、
計139万7214票を得票し、2位と4位で当選。
浅田氏は維新の草分けのひとりだが、高木氏
は直前まで自民党の堺市議だった人物である。
この2人に対し73万と67万に見事に票を
割ってみせた。
つづく19年参院選の結果は、16年の票割り
が決して偶然ではなかったことを証明する。
梅村みずほ72万9818票、東徹66万128票、
計138万9946票を得票し、1位と2位で当選。
維新の総得票がいずれも判で押したように
139万票前後だったことも驚きだが、
再び73万票と66万票へと票割りを成功させ
たことには、ただただ脱帽するほかない。
維新にはどうしてこのような芸当ができる
のか。
■比例得票数に符合する「投票依頼」
維新の見事な票割りの謎を解き明かす
手掛かりは、産経新聞(15年11月30日付)
で報じられていた。
産経が報じたのは、維新の地方議員たち
が展開する凄まじい組織選挙の姿だった。
大阪府下と近辺選出の国会議員、府会議員、
市会議員、町村会議員、総勢百数十人
(当時)が、1人1日600電話、300握手、
10辻立ちのノルマを課せられ、幹部による
抜き打ちの巡回点検などを通じて、
ノルマ達成を日々強いられていたというの
だ。
それは、ある所属議員が「ブラック政党です
わ」と自嘲気味にボヤくほどのものだった。
いまや維新の地方議員は、大阪府下だけ
で239人にのぼる。
239人の議員が1人あたり600本の電話を
かければ、毎日14万本以上、衆院選の12日
で総計で170万本を超える。
この数字は昨年の総選挙での維新の比例
得票数に、くしくも符合する。
問題は、これだけの電話が飛び交っている
のに、反維新の活動家からは維新からの電話
がかかってきたという話をほとんど聞かない
ことだ。
無差別電話などかけてはいないのだ。
しっかりとした支持者名簿が整備されている
ことがうかがわれよう。
この名簿による電話で、どの候補に投票する
かの指示が出ていると考えれば、あの見事な
票割りにも説明がつく。
これこそモンスター的集票マシンの実態な
のだ。
=つづく
【転載終了】
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>16年参院選で維新は菅官房長官
(当時)の要請により初めて2議席に
挑戦した。
その結果、浅田均72万7495票、
高木かおり66万9719票、
計139万7214票を得票し、2位と4位
で当選。
これをみれば、維新が自民党の補完
勢力というのは、一目瞭然ですよね。
「改憲」に向けて、周到に準備され
ていることが伺われます。
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