プーチンが目論むレジームチェンジを許さない・・・

田中龍作ジャーナル


【転載開始】


■【キエフ発】

 プーチンが目論むレジームチェンジを

 許さない ウクライナ国民の士気の高さ

 2022年3月11日


 開戦から15日目、3月10日。

吹きつける冷たい風は頬を切りつける

ようだ。


 「ゼレンスキー大統領がポーランドに

亡命政権を作る」

「非武装中立を受け入れた」・・・

プロパガンダがネット上を駆け巡る。


 何があっても不思議ではないのが、

国際情勢の常なのだが、仮に亡命したと

しても、プーチン大統領が望むような

レジームチェンジとはならない。


 国民の多くは骨の髄からモスクワが嫌い

で、「体を張って戦う」と意思表示して

いるのだ。

日本人には彼らの士気の高さがなかなか

理解できない。


 独立広場前でバリケードに土のうを

積んでいた青年(20代後半)は、

陥落した東部ハリコフから逃れてきた。


 「私はこの8年で2回も戦争に巻き込まれ

たよ」。

青年はまるで自虐ネタであるかのように

話した。


 田中が日本人ジャーナリストと分かると

「日本はノーザン・テリトリー(北方領土)

をロシアに取られたままでいいのか?」と

逆インタビューしてきた。


 当たり前のように領土愛を持つ

ウクライナ人にしてみれば、北方領土を取ら

れたままで何もしない日本人が理解できない

のだろう。


 東京の銀座にあたるフレシャーチク通りの

黒海料理前で、店員が食材をトラックに積み

込んでいた。

開戦後、休業状態が続くため、腐らないよう

に食材を冷凍倉庫に避難させるのかと思った

ら、そうではなかった。


 店員の一人は「軍に無償で届ける。ウクラ

イナのためだ」と誇らしい表情で話した。


 領土防衛隊に志願した15歳の少女兵は

「(ロシア軍の陸上部隊が来たら)撃つ」と

答える。


 オッサンの隊員たちは「(ロシア軍を)殺す」

と口々に言った。


 自警団に参加する市民も少なくない。

壮年の団員が中心だが、腰の曲がりかけた高齢

の男性が、カラシニコフAK47を手にキエフ

中心部をパトロールする。


 ゼレンスキー大統領が希望者全員に武器を

提供したこともあり、大量の武器弾薬が市中に

流れている。


 プーチン大統領が傀儡政権を打ち立てようと

しても、国民がそれを許さない。

凄絶な市街戦が繰り広げられることになる。


【転載終了】

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 ロシアがウクライナを占領したとして

も、統治するには軍数十万人と兵站など、

かなりの物量が必要なのでしょう。


 それより、長くレジスタンスとの戦闘

が続く可能性があり、ロシア兵が疲弊し

ていくかも知れないですね。


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