習近平主席は米ロの板挟みに・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■習近平主席は米ロの板挟みに・・・
プーチン大統領が中国に要求する
軍事支援の中身
公開日:2022/03/16
独善的なウクライナ侵攻で世界を敵
に回したロシアのプーチン大統領は、
さすがに焦りを強めているようだ。
欧米メディアによると、侵攻開始後、
中国に軍事・経済支援を求めたという。
習近平国家主席はかつてなく強固な
中ロ関係を誇っているが、
プーチン大統領の要求をどうさばく
つもりなのか。
北京五輪開会式に合わせて開かれた
中ロ首脳会談の共同声明には、
「中ロの新型の国際関係は冷戦期の軍事
・政治同盟を超えている」と明記。
プーチン大統領の主張に沿って、
「NATOのさらなる拡大に反対する」と
もハッキリ書かれている。
その後発生した侵攻を習近平主席は
黙認し、中国は国連総会のロシア非難
決議を棄権するなど、プーチン大統領の
肩を持ち続けてきた。
国際社会による対ロ制裁にも反発してい
る。
しかし、軍事支援となれば話は別だろ
う。
ただでさえ対立が強まっている米中関係
は、抜き差しならなくなる。
■「2位3位連合」で対抗
米国は圧倒的な軍事大国だ。
プーチン大統領はロ中の「2位3位連合」
で対抗しようという思惑なのだろうが、
軍事力では格下の中国から何を得ようと
いうのか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は
こう言う。
「兵力はもちろんのこと、プーチン大統領
は戦闘糧食や防弾チョッキといった物資か
ら最先端兵器まで、ありとあらゆる軍事
支援を欲しているとみています。侵攻開始
から20日が過ぎましたが、17万人以上の
兵力をウクライナに投入しても、首都
キエフを攻略できない。中東から2万人
前後の外国人義勇兵の動員をかけるのも、
兵站不足による苦戦の表れです。とはいえ、
中国が人民解放軍を派兵すれば第3次世界
大戦を誘発するため、そうした展開は考え
られない。人員不足を補い、目となり耳と
なるドローンなどの提供などを想定してい
るのではないか。北朝鮮の『瀬取り』では
ありませんが、欧米の監視網をかいくぐっ
ての動きになるでしょう」
米国は警戒を強めている。
中国外交担当トップの楊潔篪共産党政治局員
との会談に先立ち、サリバン大統領補佐官
(国家安全保障担当)は「大規模な制裁回避
や穴埋めでの支援があれば、間違いなく報い
を受けると中国側に直接伝えている」と牽制
している。はたして中国は動くのか。
【転載終了】
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中国は、プーチンが失脚すると、
かなり厳しい立場に立たされるで
しょうね。
中国やシリア、チェチェンへの支援
要請は、かなりロシアの戦況が逼迫
しているからでしょう。
プーチンが失脚するという事は、
親西側政権に変わる可能性が濃厚で、
中国だけが共産圏として孤立するこ
とになりかねないですね。
ベラルーシも独裁に後ろ盾を失い、
NOが突き付けられる可能性も?
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