ウクライナ情勢を知った北朝鮮の国民の反応

News Weak


【転載開始】


■「わが国の体制が戦争で滅べばいい」

 ウクライナ情勢を知った北朝鮮の国民

 の反応

 2022年3月17日


 <北朝鮮メディアはウクライナ情勢に

関して一切報じていないが、情報は一般

国民にも漏れ伝わっており、複雑な反応

を示しているという>


 ロシア軍がウクライナに対する侵略を

開始したのは先月24日のこと。

だが、朝鮮労働党機関紙・労働新聞など

北朝鮮の国内向けメディアは、このこと

について一切報じていない。

朝鮮中央通信が、外務省報道官らの

「ウクライナ事態の根源は米国と西側の

覇権主義政策」にあるとの認識を報じた

だけだ。


 一方で、朝鮮労働党の党員に限っては、

ロシアの軍事行動について情報が伝えら

れていると、米政府系のラジオ・フリー

・アジア(RFA)が報じている。


 北朝鮮は外務省報道官が談話を出す際

にも、

「ロシアがウクライナを侵略している」

という核心的な事実には触れないように

しながら、戦争状態だということだけに

言及している。


■党員に対する情報伝達も同様だ。


 平安北道(ピョンアンブクト)の幹部

は、道内各地域の党委員会が先月26日、

朝鮮労働党中央委員会の指示に基づき、

党員に対してのみ、生活総和の時間に

「われわれの血盟であるロシアが戦争中

だ」と知らせたと伝えた。


 もっとも、国境地帯に住む党員の多く

は中国の知人などを通じて、ロシアの

ウクライナ侵略について既に聞いていた

という。

いずれにせよ、隣国で独立国家である

ウクライナにロシアが侵攻したことに、

多くの人が驚きを示し、第3次世界大戦

が起きるのではないかと懸念する人も

いたとのことだ。


 「この忌々しい体制が終わればいい」

さらに、咸鏡北道(ハムギョンブクト)

の情報筋は、一般国民の間にも、ロシア

のウクライナ侵略に関する情報が急速に

広がっていると伝えた。


 道内の工場や企業所、行政機関内の

党委員長が口頭で伝えたというが、

それ以前に、噂が広まっていたようだ。

各委員長は、いかなる状況でも戦争に

即応できる準備体制を備えるように伝え

たが、それを聞いた人々の中には、

「ここでも戦争が起きて、この忌々しい

体制が終わればいい」という反応を示す

人すらいたという。


 これと似た反応は、2017年に米朝間

の緊張が激化したときにも見られた。

デイリーNKやRFAの現地情報筋の話を

聞く限りでは、北朝鮮の大衆は、戦争に

対する心構えなど持っていない。

「米軍が攻めてくるかもしれない」と

いう噂話に、恐れおののく人も少なく

なかったようだ。


 だが、経済難と権力の締め付けで生き

ていくのが苦しく、戦争が起きて、

すべてが「チャラ」になることへの期待

を、冗談とも本気ともつかぬ言葉で表し

ているのだ。


【転載終了】

*********************


 集団指導体制から習近平(シーチンピン)

独裁体制に移行してきていますが、

ロシアのプーチンが起こした侵略戦争

が皮肉にも独裁政権の終焉に行きつく

結果をもたらす切っ掛けになる可能性

も。


 今回、初めてSWIFT除外制裁がなさ

れましたが、かなりシビアな効果とな

りましたね。


 ”金は力なり”ですかね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000