福島県沖地震で最大「階級4」を観測・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■福島県沖地震で最大「階級4」を観測・・・
長周期地震動が続けば都市部のタワマン
は大丈夫か
公開日:2022/03/19
宮城、福島両県で16日夜に最大震度6強
を観測した地震。北海道から関東、東海
まで揺れ、大規模な停電が起き、脱線事故
で東北新幹線は全面復旧が4月以降になる
という。
震源は福島県沖の深さ57キロ、
マグニチュード7.4と推定される。
気になったのは「長周期地震動」で、
4段階中最大の「階級4」が観測されたこと。
長周期地震動は震源の深い規模の大きな
地震で起きやすく、高層ビルなどの高い建物
に、長い大きな揺れを生じさせる。
「階級4」の宮城県北部は、高層階では、
這わないと動けないほどの揺れだったとみら
れる。
そこまでの大きさではないにしろ、東京
などのビルでも、ゆったりとした揺れが
1分以上続き、不安になった人も少なくない
はずだ。
向こう1週間ほどは同程度の地震に注意
するよう気象庁が呼び掛けている。
長周期地震動が続いたら、都市部に林立する
タワーマンションは大丈夫なのだろうか。
■エアコンが5メートル飛ぶことも
「エレベーターが止まったり電源喪失で
電気や水道が止まることはあっても、違法
建築でもない限り、長周期地震動で建物が
ダメージを受けることはありません。気を
つけなければいけないのは、家具などが大
きく動く恐れがあること。エアコンが落ち
てきて、5メートルくらい飛ぶこともありま
す。オフィスならコピー機などが部屋の隅
から隅まで移動したりする。ぶつかってケガ
をしないようにして下さい」
(立命館大学環太平洋文明研究センター教授
・高橋学氏=災害リスクマネジメント)
ただ、建物自体の骨組みは壊れなくても、
古いマンションやビルなどだと外装パネルや
タイル、窓枠などが変形することはあり得る
という。
建築エコノミストの森山高至氏がこう言う。
「東日本大震災や2016年の熊本地震で、建築
業界では長周期地震動が意識されるようになり
ました。というのも、建物の構造上は問題なく
ても、外装パネルなど周囲のものが地震に耐え
られず変形し、『使用不可』となる建物がいく
つも出たからです。骨組みだけでなく、周囲の
変形も抑えようというのが最近の考え方です」
長周期地震動により、船酔いしたような気分
の悪さを感じることもある。
さらには、震源から遠い地域なのに、長周期
地震動の影響が大きくなることもあるという。
意識して注意したい。
【転載終了】
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3.11の時の長周期地震は、二階の私は
酔うほどの揺れを感じましたが、階下の
両親は揺れをあまり感じなかったようで
す。
3.11後、数日して気付いたのですが、
リフォームして一部を建て替えていたの
ですが、一部で剥離したところがありま
した。
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