人民元の存在感が急上昇・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■人民元の存在感が急上昇 対 ロシア

 経済制裁で見えた「ドル建て外貨準備」

 の落とし穴

 公開日:2022/03/19


 「ドルで準備していても引き出せなくな

る」──。

米国と距離を置く国の中でそんな懸念が

広がっている。


 ウクライナへの軍事侵攻を受け、欧米は

ロシアに強い経済制裁を科した。

ロシアはドルの決済や引き出しを封じられ、

ニッチもサッチもいかなくなっている。


 金融ジャーナリストの森岡英樹氏が言う。

「外貨資産は基軸通貨のドル建てがほとん

どです。海外の中央銀行にあるロシアの

外貨資産が凍結されたのを見て、米国と

友好的ではない国はドル建ての外貨準備

のリスクを痛感したはずです。自分の国

が米国から経済制裁を食らえば、ロシア

のようになりかねない。そこで、受け皿

になりつつあるのが中国の人民元です」


 ロシアは中国に輸出した原油や天然ガス

の代金をドルではなく、人民元で受け取る

など中国依存を強めている。

 ロシア国営タス通信は16日、ロシア

中央銀行と中国人民銀行がそれぞれの

銀行決済網の統合を検討していると報じた。

人民元と結びつくことで“瀕死”のルーブル

の信用を下支えする狙いがあるとみられる。

それだけ人民元に力があるということだ。


 15日付の米ウォールストリート・

ジャーナルによると、サウジアラビアが

中国への一部石油輸出をドルから人民元建

てに変更することを検討しているという。

サウジはバイデン大統領の中東政策に大き

な不満を持っている。


 「これまでも反米政権の中で、ドルに代わ

る主要外貨を模索する動きはありましたが、

ドルが圧倒的に強く、うまくいかなかった。

今回の対ロ制裁をきっかけに、人民元の存在

感が急上昇したのは間違いありません。中国

は2030年前後には世界最大の経済大国になる

といわれています。世界経済はドル、ユーロ

と人民元のブロック化が進むでしょう」

(森岡英樹氏)


 ロシアへの強い制裁を主導した

バイデン大統領は、人民元の“猛追”をどんな

気持ちで見ているのか。


【転載終了】

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 基軸通貨の”ドル”が強すぎるのは

確かですね。


 まあ、歴史ですかね。


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