【キエフ発】ロシア軍、物流途絶狙う砲撃中も食求める人々

田中龍作ジャーナル


【転載開始】


■【キエフ発】ロシア軍、物流途絶狙う

 砲撃中も食求める人々

 2022年3月22日 


炊き出しを手にして嬉しそうな住民。

この日のメニューはハンバーグとライス

だった。=19日、イルピン入口

 撮影:田中龍作=


 開戦から27日目、3月22日。

戦争をしていても食料品店はどこかが

開いている。世界のどの戦地でも、だ。


 常在戦場のパレスチナ自治区ガザでは、

イスラエルのミサイルが雨あられと降り

注いでいても、開いている食料品店は

探せばある。


 2千人を超えるパレスチナ人の死者を

出した2014年戦争の取材を思い出す。

田中は現場からホテルに戻る際、欠かさ

ず食料品店に寄って、飲料水、果物など

を仕入れた。


 ちなみにナン(パン)はホテルの朝食

で出た物を1枚部屋に持ち帰っていた。

 キエフ市とその周辺地域ではスーパー

が営業している。

肉屋、果物屋・・・それぞれの露店も並ぶ。


爆風で破壊された商店から食料を運び

出す。=18日、キエフ市

 撮影:田中龍作=


 激戦地イルピン入り口のスーパーが営業

しているのには驚いた。

パン、ハム、チーズ・・・住民が買い求める

のは、よその地域の店と同じく食料だ。


 「ドン、ドン」「ドカーン」・・・砲声と

着弾音がすぐ近くで鳴り響いても、住民

はレジに並ぶ。


 戦争が続くと経済が回らなくなる。

収入が途絶える。スーパーで食料を買えな

くなった人たちに向けた炊き出しもある。


 場所は同じくイルピン入り口だ。


 生き抜くためには食べなければならない。

人々は命懸けで食を求める。




第2のイルピンとなる恐れのある

ブロバリィ市。露店には鶏肉が並んだ。

人々の穏やかな顔はいつまで続くのだ

ろうか。=20日、撮影:田中龍作=


 キエフの北に隣接するブロバリィの物流

倉庫が爆撃に遭った。

屋根が破損し白煙を噴いていた。

現場を見たが営業は不可能だ。


 20日はキエフのスーパーマーケットが

爆撃で破壊された。


 長期間、食料を絶たれたら人は餓え死に

する。

ロシア軍は真綿で首を絞めていくように

キエフを追い込んでいる。

餓死者が続出すれば、強気の

ゼレンスキー大統領といえどもお手上げだ

ろう。

 

 田中は物流が途絶えた時に備えてパンを

乾燥させ、貯蔵している。

いざとなったらパンを水に浸して食べる

つもりだ。

ただ、そのパンとていつまで持つか。


 爆死よりも餓死の方が現実味を帯びる。


【転載終了】

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 ロシア人は何故、隣国同士の戦争なの

に、ロシア国内が攻撃されないか考える

べきでしょう。


 ウクライナは国を守るのに必死です。

そして、親戚や家族がいるロシアを攻撃

すれば、身内が死亡したりケガを負いま

す。


 しかし、ロシアは兄弟と言っている

ウクライナ国民を平気で殺戮しています。


 国際社会は絶対プーチンを、ロシアを

許さないでしょう。


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