森友値引きは「過大」でなく「不要」・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■会計監査院は手抜き 森友値引きは「過大」でなく「不要」

  2017年11月25日


 森友学園の小学校建設用地として、

大阪府豊中市の国有地が約8億円も値引きされて

売却された問題。


 会計検査院が22日、国会に報告書を提出し、

「値引きの根拠となったごみの推計量が過大で、

実際はその約3~7割だった可能性がある」と

指摘したことで、安倍首相や財務省の

「適切に処理した」としてきた説明がくつがえる

事態になり、メディアも大騒ぎだ。


 だが、ちょっと待ってほしい。

報告書は、値引きするための“デッチ上げ”にも

見えるごみ撤去が、本当に小学校建設工事のため

必要だったのか、何ら検証されていない。

判例にのっとれば値引きは一切必要なかった可能性が

あるのである。


 建設予定地の土地は2015年に、1億3200万円

かけて土壌改良工事が行われたが、翌年、新たな“ごみ”

が見つかった。

これが、土地の瑕疵(キズ)で、その分8億円を値引く

という理屈なのだが、森友疑惑を追及する東大名誉教授

の醍醐聰氏が言う。


 「ごみといっても、工事に支障をきたすコンクリートも

あれば、何の障害にもならないビニール片、廃材も

あります。工事に支障のない地中埋設物は瑕疵に

当たらないという判例があります」


 宅地の売買で、家の土台で使われていたコンクリートが

見つかり、除去工事を余儀なくされた事案では、裁判で

瑕疵が認められた(東京地裁・1992年10月28日)。

一方、マンション造成地の地中にビニール片など廃棄物が

混入していたものの、予定通り新築できたケースでは、

造成地に瑕疵があるとは言えないとされた(神戸地裁・

1984年9月20日)。


 ごみだからといって何でも「瑕疵」には当たらない、

つまり不良土壌になるわけではないのだ。

では、森友の土地の地下埋設物はどんな代物だったのか。

今年2月28日の参院予算委で、小川敏夫議員が

「小学校の校舎を建てる建築に支障があるか」と質問

している。

これに対し、国交省の佐藤善信航空局長(当時)は

「工事の施工には問題はございません」と答弁。

「瑕疵」にならない程度のごみだということを認めた

ようなものだ。


 「判例があるのですから、土地の『瑕疵』について

の解釈は、いわば常識です。会計検査院が知らない

わけがありません。それなのに『ごみ』をひとくくりに

して、ごみの混入率に矮小化しているのです。わざと

本質から目をそらしている。明らかな手抜き検査です

よ。野党は、ごみの積算根拠の議論に乗ってはダメ

です。そもそも、ごみ除去の必要がなかったという点

を徹底的に攻めるべきです」(醍醐聰氏)


 週明けの予算委では野党はこのことも追及すべきだ。


【転載終了】

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 関連で、「加計学園報道は朝日新聞のねつ造」

とする本が小川栄太郎氏によって書かれ、

百田尚樹氏が絶賛する。


 こうした陰謀論が出てくること自体が森友・加計学園

疑惑が相当都合が悪いということを表しているような。


 この本は、政治アナリストの伊藤惇夫のよると、

「加計問題は朝日新聞の捏造だという意見が結構ある。

それを本にした物があって(徹底検証『森友加計事件』

朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」著書・小川

榮太郎)。この本を自民党本部が大量に買い込んで

各県連、議員事務所に配布してる。但し鳥取と石破の

所にはいかないと」。


 事実なのかは分かりませんが、自民ならやりそうな

気がしてきます。


 籠池夫妻の異例とも思われる拘留や親族との接見が

認められないのも異常です。


 余程都合が悪いのでしょうね。


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