センバツ圧巻V大阪桐蔭の“侵攻”に日本中の高校から怒りの声!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■センバツ圧巻V大阪桐蔭の“侵攻”に
日本中の高校から怒りの声!
関東、東北が“草刈り場”に
公開日:2022/03/31
■ファンもどっちらけ
「大阪桐蔭と他校の対戦は、まるで大企業
と零細企業の戦い。豊富な資金力を背景に
全国からトップクラスの中学生だけを集め、
圧勝を続ける。あまりに力の差があり過ぎて、
相手チームがかわいそう。見ていて不快に
感じました」
こう嘆くのは野球ファンで作家の吉川潮氏
だ。
■決勝でも近江に18-1の完勝
センバツ高校野球は31日、決勝が行われ、
優勝候補の大阪桐蔭が近江(滋賀)相手に
18-1の圧勝で4年ぶり4度目の優勝を成し
遂げた。
春夏合わせた日本一は9度目だ。
前日の準決勝では13-4で国学院久我山
(東京)に大勝、28日の準々決勝では
市和歌山(和歌山)に17-0の圧勝。
この優勝で、昨秋の大阪大会から負けなし
の20連勝とした。
全国各地から集めたプロ顔負けの凄まじい
戦力である。
1番・伊藤櫂人(岐阜)、3番・松尾汐恩
(京都)ら9人が昨秋の公式戦で本塁打を
放った。
28日の市和歌山との準々決勝は、大会最多
タイの1試合6本塁打。
4番・丸山一喜(大阪)は30日、大会タイと
なる8打席連続安打をマークした。
決勝でも先発全員の16安打4本塁打を放ち、
大会新の11本塁打とした。投手陣も凄い。
川原嗣貴(大阪)、別所孝亮(岐阜)の3年生
コンビに、2年生の前田悠伍(滋賀)はいずれ
もプロ注目という豪華な布陣だ。
高校野球雑誌「ホームラン」元編集長の
戸田道男氏がこう言う。
「野球が盛んな地元・大阪の選手がほとんど
いないメンバー構成です。1ケタの背番号では
4番の丸山のみ。ベンチ入りでは18人中4人だ
けです。小学6年時に100メートルで全国4位
になったという身体能力の高いセンター海老根
優大は千葉の京葉ボーイズ出身。『ついに千葉
まで手が伸びてきたか』と地元で話題になりま
した。昨年、大阪桐蔭から西武に入団した
仲三河優太は栃木の小山ボーイズ出身。数年前
まで関東の子には手を出さなかったのですが、
仲三河を皮切りに、関東にも進出してきた印象。
関東の強豪校は戦々恐々としています」
■大阪桐蔭希望の中学生情報を収集
選手集めのアンテナは全国に張り巡らされ
ているという。戸田氏が続ける。
「大阪桐蔭から声が掛かるのはトップの中学生
ですが、スカウトは親を含めて『大阪桐蔭に
入りたい』という中学生の情報を収集します。
興味があるということは、覚悟があるというこ
と。基本的に投手を指導する石田寿也コーチが
中学生のスカウト活動を担当していて、主に
交渉が難航した時は西谷浩一監督が直接出馬し
て口説きます。もともと本人や親が興味を持っ
ているので、春夏合わせて史上最多の甲子園
7度優勝の西谷監督に言われれば、他に決まっ
ていてもひっくり返る可能性が高い。今年度
の新入生には楽天シニア出身の選手がいます。
これからは東北も草刈り場になるでしょう」
■小6大砲をスカウト
こんな情報もある。
ある高校球界関係者の話。
「関東に体が大きくて有名な小学生スラッガー
がいた。その子が小6の時に出場した大会を
西谷監督が見ていて『高校になったらぜひう
ちに』と声を掛けたそうです」
元横浜高野球部部長の小倉清一郎氏は
「高野連はそろそろ県外出身者の野球留学を
規制するルールを作る時期がきているのでは
ないか」とこう指摘する。
「少子化の今、私学の経営はどこも苦しい。
入学者やベンチ入りメンバーの人数を規制す
るのではなく、『スタメンは県外出身者4人
まで』など、試合に出場する人数を制限する
のです。それでも抜け道はあって、中学3年
の2学期や3学期に地元の中学に転居させると
いう方法がある。これは一部の有力校が実際
にやっている。一家揃っての転居はいいが、
個人的な転居は認めないなど、高野連が細か
く規制すること。ここまでやらないと意味が
ありません。大阪桐蔭の全国1強時代。これ
では高校野球がつまらなくなってしまいます」
ロシアのウクライナ侵攻が米国をはじめと
する西側諸国の猛バッシングにあっているが、
大阪桐蔭の草刈り場になりつつある全国の
強豪校からは「いい加減にしろ!」という
怒りの声も上がっている──。
【転載終了】
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個人的には、とっくに高校野球は
観なくなってましたね。
地元が出る時ぐらいでしょうか。
観るのは。
兎に角、スポーツは私立が選手を
かき集めていますから、つまらない
ですよね。
まあ、プロもお金のある某球団が
フリーになった主力選手を取ると
いう事ですから、当然観なくなりま
したけど。
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