ロシア情報機関の内部告発で真贋論争に・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■ロシア情報機関の内部告発で真贋論争に

「ゴルディアスの結び目作戦」

 驚愕のシナリオ

 公開日:2022/04/02


 紀元前4世紀に地中海からインドに至る

広大な帝国を築いたアレキサンダー大王。

彼にまつわる伝説のひとつが

「ゴルディアスの結び目」だ。


 「これを解いた者はアジアを制す」と

いわれ、誰もほどけなかった複雑な縄の

結び目を大王は一刀両断して解いた。

由来通りアジアを制したことから転じ、

大胆な行動によってしか解決できない問題

のたとえに使われる。この故事を冠した

作戦の狙いは何か。


 ロシア出身で亡命中の在仏人権活動家・

オセチキン氏が、ロシア情報機関・FSB

情報員の内部告発とする文書を数回に分け、

フェイスブックに公開。

内容を巡りネット上では真贋論争が盛んだ

が、驚愕するのは3月13日に記した

「ゴルディアスの結び目」作戦だ。

告発文が“暴露”したシナリオは次の通りだ。


 ロシア国防省の首席報道官が突然、

「西側諸国がロシアに宣戦布告した」と

公式発表。

理由に挙げるのは、ウクライナへの武器と

傭兵の投入と対ロ経済制裁だ。

1~2日ほど西側の反応を探り、

プーチン大統領が演説に臨む。

強調するのは「21世紀型の戦争」だ。


 「現代の戦争にはサイバー攻撃、生物

化学兵器の使用準備、直接攻撃、テロの

訓練、壊滅的な経済制裁が含まれる」


 プーチン大統領はそう説明し、既に西側

諸国はロシアとの戦争を始めていると宣言。

「西側を許す用意はある」と告げつつも、

24時間以内の制裁解除、ウクライナ支援の

全面停止、NATO不拡大の保証と高い条件

を次々と突き付けるというのだ。


■ロシアのデフォルトが実現すれば・・・

 プーチン大統領は中国や中東・アフリカ

諸国など親ロ派の首脳と電話会談。

彼らに「世界を新たな戦争に引きずり込ま

せてはいけない」と呼びかけてもらう。

それでも西側が譲歩しなければ、ポーランド

とバルト3国を局所的にミサイル攻撃。

西側諸国の重要なインフラ施設へのサイバー

攻撃も仕掛けてくる。


 その後も核使用をチラつかせながら、

NATO各国を含め、世界を主戦派と非戦派に

分断。

最終的に西側から最大限の譲歩を引き出し、

ウクライナ戦争を終える──というのだが、

ちょっと都合がよすぎやしないか。


 「告発文の公開時期を考えると、全体的に

キーウ陥落を前提とした楽観シナリオという

印象です。しかし、ロシアのデフォルトがい

ざ現実となれば、それを口実に西側諸国への

宣戦布告の可能性はあり得る。兵站が尽き、

不利な交渉となる前に戦術核使用も含め、

ポーランドなどを攻撃する危険性も残る。

第3次大戦の瀬戸際という現実は、まだ消え

ていません」

(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)


 アレキサンダー大王のように

プーチン大統領にアジアを制覇されたら、

困るのは日本だ。


【転載終了】

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※真贋論争(本物か偽物か)


 核をちらつかせるのは共産圏しか

ないですね。

正直と言えば、正直なのですが。

バカと言えば、バカなんですかね。


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