円安が止まらない「日本売り」加速の要因は?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■円安が止まらない「日本売り」加速の
要因は? 背景には政治不信が
公開日:2022/04/06
円安が進行している。
3月28日には瞬間、1ドル=125円10銭が
あった。
この日は1日に3円の円安だ。
「日本売り」との声がある。
かつて、外国為替市場には「有事の円高」
とか、「リスクオフ時の円高」との言葉が
あった。
現在は間違いなくロシアのウクライナ侵攻
を受けた有事だろう。
■ほぼ全面安の状態
しかし、円は売られている。
2月23日(ロシアによる戦争の開始前日)
以降、円はほぼすべての通貨に対し、
下落している。
対ドル、ユーロはもちろんのこと、
インド・ルピー、チリ・ペソ、スイス・
フラン、スウェーデン・クローナ、
アルゼンチン・ペソ、シンガポール・ドル、
イスラエル・シェケル、中国人民元などと
の比較においても弱い(下落)。
全面安である。
さらに、コロンビア・ペソ、南アフリカ・
ランド、インドネシア・ルピア、ペルー・
ソル、香港ドル、オーストラリア・ドルに
対しても円安商状になっている。
円高に振れているのはロシア・ルーブル、
トルコ・リラ、ポーランド・ズロチ、
ハンガリー・フォリント、チェコ・コルナ、
英ポンドぐらいのものだ。
紛争当事国、ないしはロシアと距離的に近い
ヨーロッパ諸国ばかり。
確かに、これは「日本売り」といえなくも
ない。
為替関係者の話では
「最悪、1ドル=150円があり得る」という。
改めて述べるまでもない。
日本は資源・エネルギー、穀物のほとんどを
海外(輸入)に頼っている。
最近では輸出関連企業の部品・部材は輸入品
が多い。
このため、円安メリットは「あまりない」と
いわれている。
この結果、行きすぎた円安はインフレ圧力
を強める。
こうした状況下、産業界、政界、財界では
「円安を何とかしろ」と超金融緩和政策を
続ける日銀批判が相次いでいる。
つい数年前まで「円高、デフレを何とかしろ」
と言っていたのに。
ここでの円安は表面的には各国中央銀行の
金融政策(多くが引き締めにシフト)の違い
に起因する。
FRB(米連邦準備制度理事会)、
ECB(欧州中央銀行)、イングランド銀行を
はじめ、新興国(南アフリカ、メキシコ、
ブラジルなど)はインフレ対応に転換した。
利上げである。
しかし、デフレ下の日本はそれができない。
ただ、「日本売り」の要因はそれだけでは
ないと思う。
景気回復の遅れ、平和ボケに対する警鐘、
政治不信が背景にあろう。
【転載終了】
**********************
多分ですが、有事に何も出来な
い日本という評価なのでは?
政府専用機でのウクライナ国民
の避難も、人数を見れば政治的
パフォーマンスにしか見えないで
すね。
残念ですが、林外務相の期待値が
かなり下がったのは言うまでもあ
りません。
専用機は150人まで搭乗可能な
のに、20人だけです。
こんな感覚では、移民政策も失敗
するだけですね。
これが政府与党の姿です。
過去、27回も首脳会談をした
安倍晋三は何もしないですね。
何のために27回も首脳会談をし
て来たのか。
これが政府与党の姿です。
0コメント