ロシア軍事侵攻は新局面 ・・・「空の戦い」が雌雄を決する!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ロシア軍事侵攻は新局面
西側諸国ウクライナに戦闘機供与で
「空の戦い」が雌雄を決する
公開日:2022/04/23
ウクライナ東部の完全制圧に向け、
軍事侵攻の“第2幕”が上がった。
ロシア軍は東部2州を含むドンバス地方
でウクライナ軍の防衛を突破しようと、
攻勢を強めている。
一方、ウクライナ軍は西側諸国の支援
で戦闘機を増強。
両国の争いは新局面を迎え、
「空の戦い」へと拡大する可能性があ
る。
◇ ◇ ◇
米国防総省によると、ウクライナ軍が
他国から軍用機の部品を受け取り、
運用できる機体を数週間前と比べ、
戦闘機を含め20機以上増やしたという。
米国は戦闘機の供与に及び腰だが、
少なくとも1カ国はウクライナに機体
供与を検討しているとみられる。
「ウクライナが受け取ったのは、空軍
が主力として使っている旧ソ連製の戦闘
機『ミグ29』の部品ではないか。『ミグ
29』についてはもともと、スロバキアが
自国内で運用している機体を、ウクライ
ナのゼレンスキー大統領の求めに応じて
提供する考えを示していました。搭載武
器はロシア仕様ですが、電子機器はNA
TO仕様です」
(軍事ジャーナリスト・世良光弘氏)
スロバキアはNATO加盟国。
戦闘機の供与を求めるウクライナに対し、
米国などはロシアの反発を生むとして
慎重姿勢を崩していないが、やや踏み
込んだ格好だ。
方針転換の理由は、ドンバス地方で予想
される戦闘の激化である。
■開けた土地での「戦車vs戦車」も激化
米戦争研究所(ISW)は19日に発表し
た戦況分析で、〈ロシア軍の軍事作戦は
次のフェーズに移行〉
〈比較的小規模な地上部隊を支援するた
めに、大規模な空爆や砲撃を始めた〉
などと指摘。
〈ロシア軍は5月9日の対独戦勝記念日に
向け、作戦遂行を急いでいる〉との見方
を示した。
ロシア軍が空からの攻勢を強めようと
している中、西側諸国も指をくわえて
見ているわけにはいかない。
西側諸国の支援を受けるウクライナ軍が
戦闘機を増強することで、局地的な地上戦
だけでなく「空の戦い」にも発展しそうだ。
「ここ半月の間、NATO側が戦闘機など
をいつウクライナに供与するのかが焦点に
なっています。今、ドンバス地方で本格化
し始めた戦闘はいわば“前哨戦”。ドンバス
地方は平原地帯なので、これからは戦車へ
の奇襲を仕掛けられる市街戦ではなく、
開けた土地での『戦車vs戦車』の地上戦
が激化すると考えられます。地上戦をサポ
ートするために、ロシア軍が『スホイ35』
などの戦闘機を展開してくるのを見越し、
NATO側も動いたのではないか。『スホイ
35』も『ミグ29』も非ステルス戦闘機な
ので、地対空ミサイルで撃墜できなければ、
戦闘機同士が急接近して機関砲で撃ち合う
こともあり得ます」(世良光弘氏)
「空の戦い」を制した側が、終わりの
見えなくなってきた戦争の雌雄を決する
のか。
【転載終了】
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これからが、より激しい戦闘になって
いくという事になるのでしょうか?
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