「桜前夜祭」事件で秘書たちが「違法性を認識していた」と供述していたことが判明!
LTERA
【転載開始】
■安倍晋三「桜前夜祭」事件で秘書たち
が「違法性を認識していた」と供述し
ていたことが判明!
なのになぜ不起訴に?
安倍元首相の関与は・・・
2022.04.27
ロシアによるウクライナ侵略以降、核共有
だの防衛予算増額だの火事場泥棒的発言を
連発している安倍晋三・元首相だが、
ここにきて、あの問題で重大な事実が判明し
た。
「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題で、
東京地検が作成した供述調書といった刑事
確定記録が一部開示され、なんと安倍氏の
秘書や事務所関係者らが当初からその
「違法性」を認識していたことがわかったか
らだ。
ご存知のとおり、東京地検は2020年12月、
安倍元首相の公設第1秘書だった配川博之氏
を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式
起訴。
しかし、前夜祭の費用負担が選挙法違反"
class="tagLink">公職選挙法違反の寄附に
あたるとして告発された件では容疑不十分で
2度にわたって不起訴となった。
一方、安倍氏は公職選挙法(選挙区内の寄附)
違反容疑などで不起訴となり、その後、
検察審査会から「不起訴不当」の議決を受け
たが、2021年11月に再び不起訴処分(容疑
不十分)とした。
だが、今回明らかにされた、前夜祭の開催
にかかわった秘書らの供述調書を読むと、
当初から前夜祭の費用を事務所側が負担する
ことの違法性を理解しながら、費用の補填を
おこない、政治資金収支報告書に記載しない
ことで問題の発覚を防ごうという「確信犯」
だったことがはっきりとしたのだ。
刑事確定記録を開示請求で入手した
東京新聞の報道、「論座」に掲載された
奥山俊宏・朝日新聞編集委員による詳報など
(外部リンクhttps://webronza.asahi.com/
judiciary/articles/2022042600003.html)
によると、2020年10月27日に東京地検検事
が作成した供述調書において、安倍氏の
地元事務所で公設第1秘書を務めていた配川氏
は、「桜を見る会」前夜祭をはじめて開催し
た2013年の段階から1人5000円の会費では
賄えない費用が発生することを認識し、
こう考えていたというのだ。
「後援会の持ち出しが生じ、公職選挙法で
禁止されている寄附と見られかねない収支と
なってしまう」
さらに、東京の安倍事務所で秘書を務める
者も、配川氏と同様に、2013年の段階から
以下のように危惧していたという。
「地元支援者ら有権者を夕食会に招待し、
飲食の提供などを行うようなことをすれば、
安倍が公職選挙法上で規制されている有権者
に対する寄附を行ったなどと問題視されかね
ない」
「1人5000円の会費を集めたところで代金
を賄うことはできないだろう」
「不足分を安倍側で補った場合、公職選挙法
で規制された寄附に該当し、そのことが発覚
して問題視されるおそれがある。対策をよく
考えておかなければいけない」
「とにかく公職選挙法上の寄附の問題につい
ては、シビアな問題となりかねないと当時
認識していた」
■安倍事務所の秘書たちは前夜祭の違法性
を認識 安倍晋三の関与は・・・
つまり、地元側の公設第1秘書である配川氏
も東京側の秘書も、費用補填が選挙区の有権者
に対する寄附行為となり、公選法違反にあたる
ことを十二分に理解していた、というわけだ。
そして、「そのまま後援会の収支報告書に到底
実際の収支を載せることなどできない」と考え
た配川氏は、2013年分の安倍晋三後援会の
収支報告書の作成時、事務員に「載せんでもえ
えけぇ」と指示したというのだ。
これほどの確信犯で公選法違反がおこなわれ
たというのに、費用補填の問題では誰ひとりと
して起訴されず、不問に付された──。
これはどう考えてもおかしいだろう。
前述したように、配川氏は収支報告書への
不記載では略式起訴されたが、費用負担の
問題では東京地検は「参加者に寄附を受けた
認識がなかった」などとして不起訴にし、
検察審査会が「不起訴不当」と議決したあと
も再び不起訴とした。
だが、そもそも最初の捜査で東京地検が聴取
をおこなった参加者は約30人にすぎない上、
検察幹部が〈「会費が安すぎる」という認識
が参加者のほぼ全員にない限り、寄付の認識
を立証できない〉
(東京新聞2021年12月28日付)などと
語っていたように、ハナから起訴する気が
まったくなかった。
しかし、安倍事務所の秘書らがその違法性
を理解し、確信犯で費用の補填と収支報告書
への不記載を実行するという悪質性を考えれ
ば、あらためてこの捜査がいかにお手盛りな
ものだったかがはっきりしたといえるだろう。
しかも、最大の問題は、すべてで不起訴と
なった安倍元首相の関与だ。
今回明らかになった供述調書では、
これまで安倍元首相がおこなった説明と同様、
費用を補填していることについて秘書らは
安倍氏に「伝えていなかった」と話している。
だが、これはどう考えてもありえない話だ。
前述したように、公設第1秘書の配川氏を
はじめとする安倍事務所の秘書たちは、
前夜祭の開催前から揃って費用補填が公選法
違反になることを理解し、「シビアな問題と
なりかねない」と認識していたのだ。
しかも、当時の安倍氏は悲願の総理大臣に
返り咲いたばかりで、カネのスキャンダルを
抱えるなどもってのほかだったことは言うま
でもない。
配川氏は「収支報告書を提出、公表すれば、
マスコミなどから逐一、チェックされる」、
東京事務所の秘書も「逐次安倍の行動を
追っていたマスコミなども関心を寄せるだ
ろう」と供述しており、明確に危機感を
持っていたのだ。
当然、総理大臣に仕える秘書たちが
“バレれば即辞任”になりかねない犯罪行為
を黙って実行するなんてことが、ありえる
わけがないのだ。
実際、「週刊文春」(文藝春秋)
2020年12月10日号では、配川氏について、
地元市議はこう証言している。
「彼はお金のことに限らず、何でも安倍
さんに報告します。酒席の他愛ない会話ま
で伝えていて、東京で安倍さんにその話を
振られて驚いたことがありました。前夜祭
の件も、配川氏が安倍さんに報告していな
いとは考えにくいのです」
■「桜前夜祭」問題で辞職した安倍事務所
の配川秘書が密かに復職疑惑
むしろ、公選法違反になることを理解し
ながら費用補填をおこない、さらには収支
報告書に記載しないという違反行為まで
働いたのは、安倍氏自身が前夜祭を開くこ
とに固執し、違法性を認識しながらも
GOサインを出したということではないのか。
現に、安倍氏は、首相在職中に国会で
桜前夜祭の会費をめぐり「補填していない」
「ホテルとの契約主体は参加者個人」
「(ホテルを)何回も使って信用できる方と、
いちげんの方とでは商売の上において違う」
などと実に118回以上も虚偽答弁を繰り返し、
会費を補填していた事実が明らかになっても
「私が知らないなかでおこなわれていた」と
強弁。
国会で追及を受けているときも「事務所に
幾度も確認」したにもかかわらず、事務所
の秘書たちは嘘の説明を繰り返し、そのため
に虚偽答弁をしてしまったのだと主張してき
た。
つまり、安倍氏は“自分は配川氏ら秘書に
騙されてきた被害者”だと強調したのだ。
そして、その責任を取って、公設第1秘書で
ある配川氏と東京の私設秘書2人は「辞職」
した、と説明をおこなったのである。
ところが、配川氏が公設秘書を辞職して
から半年も経たない2021年4月には、
配川氏が安倍事務所に復職したと
「しんぶん赤旗 日曜版」がスクープ。
同紙ではスーツ姿の配川氏が分厚いファイ
ルを片手に下関市の安倍晋三事務所に
入っていく姿を写真に捉え、
「配川氏が現在も安倍事務所で活動して
いる」という複数の自民党関係者の証言を
紹介。
さらに、公設秘書辞職からわずか1カ月ほ
ど経った2021年1月、配川氏が山口県内
の会合に出席し「公設秘書から私設秘書に
なった」と周辺に説明していたことも報じ
た。
自分を騙し国会で118回も虚偽答弁を
させた張本人である秘書を、クビにもせず
に秘書としてそのまま働かせる──。
本サイトでは安倍氏が配川氏の「辞職」を
発表した時点から「なぜ懲戒解雇でないの
か」と指摘してきたが、解雇どころかその
まま私設秘書として復帰させていたとした
ら、これこそが前夜祭の補填について
安倍氏が把握していた、あるいは安倍氏の
指示のもと補填がおこなわれたことの
決定的な証明と言っていいだろう。
そもそも、安倍元首相の供述調書は
いまだに開示されておらず、安倍元首相
の関与について徹底追及がなされていない
のが現状だ。
118回も虚偽答弁をおこなったような人物
がいまだに国会議員を辞職もせず、
ロシアのウクライナ侵略に乗じて軍拡を
叫んでいること自体が異常なのだが、
そんな主張を繰り広げるより前に、政治の
私物化と腐敗を象徴する「桜を見る会」
前夜祭問題における安倍元首相の責任に
ついて、あらためて検証と追及が必要だ。
(編集部)
【転載終了】
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これほど酷い政治家が、二度も総理に
なるのは異例ですよね。
某国が決めている日本ならではという
事ですが、他国ではリーダーにもなれま
せんね。
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