大手企業が国内製造拠点「閉鎖・集約」加速の深刻さ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■大手企業が国内製造拠点「閉鎖・集約」

 加速の深刻さ・・・失業増で地方経済にも

 大打撃

 公開日:2022/04/28


 大手企業が国内製造拠点である工場の

閉鎖・縮小を加速させている。

2021年に国内工場の製造拠点を閉鎖・

縮小した企業は40社に上り(上場する

製造業は約1500社)、コロナ前(17社)

の約2.4倍と大幅に増加しているのだ

(東京商工リサーチ調査)。


■日本製鉄やブリヂストンも


 拠点工場を閉鎖する大手企業を見ると、

日本製鉄は約60年の歴史を持つ瀬戸内

製鉄所呉地区(広島県呉市)の高炉2基

と、関西製鉄所和歌山地区の高炉1基を

9月で閉鎖、さらに24年度末に鹿島製鉄所

(茨城県)の高炉1基の休止を発表して

いる。

日本たばこ産業は香川県の3カ所の食品

工場を閉鎖。

ブリヂストンは埼玉県の騎西工場、

LIXILは群馬県の前橋工場を23年3月末で

の閉鎖を発表している。


 こうした状況は2022年に入っても加速

し、ENEOSの和歌山製油所、ストッキング

のアツギは50年以上の歴史を持つむつ事業所

(青森県)と盛岡工場(岩手県)の2工場

を5月末に、アサヒビールは神奈川工場など

2工場の閉鎖を発表している。

大手企業の拠点工場の相次ぐ閉鎖には、

ふたつの流れがあると東京商工リサーチの

友田信男情報本部長がこう言う。


 「アツギは業績不振から生産コスト削減の

ため、中国山東省の2工場に生産を集中した

体制を取る。日本製鉄は工場施設の老朽化で

国内の既存工場を閉鎖し他工場に生産をシフ

トして拠点の集約化を図る。大型の設備投資

を避けコスト削減を優先しています。今後も

国内拠点を閉鎖して海外工場に集約する企業

と、国内拠点に集約する企業とに分かれるで

しょう」


■失業増は地方経済に痛手


 そこで課題となるのが既存工場で働いて

いた従業員のその後の雇用だ。

いずれの企業も地域経済に重要な位置を占め

ている。

拠点工場の閉鎖は関連する関係会社など

サプライヤーに大きな影響を及ぼし地域経済

に大きな打撃を与える。

日本製鉄の呉製鉄所は協力会社も含めると、

3000人の従業員のうち約半数の1500人が

仕事を失うことになった(約1000人は他の

製鉄所へ配置)。

呉市にとっても最大の税収源がなくなり、

その影響は計り知れない。


 アツギのむつ工場では500人以上の従業員

が職を失う。

人口5万人のむつ市にとって市の存続さえ

危ぶまれる事態だ。

呉製鉄所の工場閉鎖では、税収の減る広島県

に日本製鉄が10年間で合計21億円を支出する

そうだが、他企業がこれに倣う可能性は極め

て低い。


 先の友田氏がこう指摘する。

「工場の閉鎖は数千人~数万人の労働者が

居場所を失い、サプライチェーンの寸断も

始まっています。製造業からデジタル化に

よるサービス業への労働力シフトが進み、

さらに専門技術を持つ人材の海外流出はさ

らに進むでしょう。その結果、日本の技術

力の継承の流れが止まることが懸念されて

きています」


 モノ作りの日本が大きく変わりつつある。

(ジャーナリスト・木野活明)


【転載終了】

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 ものづくりが、東南アジアへの移行

で国内の製造業が弱体化してきている

のでしょうか?


 昨今、平均2億円のタワマンを購入

するパワーカップルが多いと聞きます。

ただ、いつまで、そのパワーが持続で

きるか保証がない時代です。


 ましてや、労働組合が政権与党に

擦り寄る時代であり、解雇法案が成立

する可能性があります。


 50代で預貯金「ゼロ」世帯が38%

だそうです。

将来的な出金を考えないでタワマンを

購入しているようなパワーカップル

世帯のような気がします?

収入の多い世帯ほど預貯金がない傾向

があるそうですから。


 お金がないと、老後は大変なことに

なります。

今時の子供は、老後の面倒など見てく

れないですよ。


 私たちは、施設の短期入所などを

併用しながら高齢の両親の介護をして

います。

それも、親に施設利用できる預貯金が

あってのことです。


 ある事例ですが、親に年金がなく、

子供さんが4人いても誰も面倒を看ない

という事例もあります。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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