庶民イジメの診療報酬引き上げ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■庶民イジメの診療報酬引き上げ 裏には安倍首相の“お友達”

  2017年12月20日


 性懲りもなく、また「お友達」を厚遇だ。

18日の閣僚折衝で決まった2018年度

の診療報酬改定。

注目は医師らの技術料や人件費にあたる

「本体部分」を0・55%引き上げたことだ。

引き上げに伴って投じられる税金は

約600億円。

安倍政権は社会保障費の自然圧縮を進めて

いて、来年度予算でも1300億円を削減する

方針だが、医療業界だけは特別扱いらしい。


 改定で企業や個人が支払う保険料や病院

の窓口負担額も1600億円を超える見込み

だから、まさに庶民イジメの大改悪といっていい。


 10月の衆院選で、20万票といわれる組織票

で自民党を支援した日本医師会。

約17万人の会員医師のトップに立つ横倉義武

会長は、安倍首相が自民党の社会部会長

(現厚生労働部長)からの知り合いで“蜜月関係”

にあるとされる。

横倉会長は福岡出身で、麻生財務相とも親しい

間柄という。


 問題は、そういう安倍首相や閣僚と近しい

“お友達”や関係者が、重要政策の決定直前に

頻繁に首相官邸を訪ねていることだ。

モリカケ疑惑と同じ構図である。


 例えば、横倉会長は11月9日に官邸を訪ねて

いるし、安倍首相の側近である加藤勝信厚労相

の議員会館事務所に所在地を置く自民党の議員

連盟「国民医療を守る議員の会」の高村正彦会長

らは12月10日、13日と立て続けに官邸を訪問

している。


■モリカケ疑惑の反省なし


 この「議員の会」は13年に診療報酬のプラス

改定を政府に陳情するためにつくられ、本紙は

過去に「日本医師連盟」が「議員の会」に対して、

13年11月に500万円、14年10月に100万円を

寄付した――との記載が政治資金収支報告書に

ありながら、「議員の会」側が総務省にも東京都選管

にも「政治団体」の届け出をしておらず違法献金の

疑いがある、と報じた(医師連は後に記載を削除訂正)。


 一部報道では、加藤厚労相が麻生財務相に

「ありがとうございます」と頭を下げて引き上げが

決まった、などと描写されているが、茶番劇も

いいところ。

まさに「お友達のお友達によるお友達のための政治」

ではないか。

安倍政権は、モリカケ疑惑を全く反省していない。

というより、むしろ大っぴらにやりたい放題だから

許せない。


 「ふつうは公人ですら総理大臣とは軽々に面会

できません。しかし、献金=カネが絡み、安倍首相

と近しい、あるいは気に入られれば頻繁に会うこと

ができるのだとすれば、“買収”に近い癒着関係と

いわれても仕方がないでしょう。カネで政治行政が

歪められているのに等しい」(政治資金に詳しい

神戸学院大の上脇博之教授)


 国民はもっと怒った方がいい。


【転載終了】

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 旧民主党が政権を取った時も、医師会、

歯科医師会と労組を取り込んでの勝利でした。


 安倍首相のお友達優遇疑惑は海外でも

知られていますからね。


 やはり、医は算術ですかね~?


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