追い詰められたプーチン大統領「核使用」の“兆候”続々・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■追い詰められたプーチン大統領「核使用」
の“兆候”続々・・・国内で世論づくり、
模擬発射で威嚇
公開日:2022/05/06
5月9日の対独戦勝記念日に向けて「戦果」
を誇示したいプーチン大統領。
先月27日のサンクトペテルブルクでの演説
で「進行中の作戦に外部から干渉しようと
するなら、電撃的な対抗措置をとる」と
核使用をにおわせていたが、ここへきて
「兆候」が相次いでいる。
ロシア独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」の
ドミトリー・ムラトフ編集長は3日、
「核兵器が使用される可能性を排除できな
い」と指摘。
ロシアのテレビではこの2週間、
「核ミサイル用のサイロ(地下発射施設)を
開放すべき」や、西側がウクライナに
軍事支援を続けるなら「核兵器を使用すべき」
などの議論が盛んになっているという。
国民が核使用を容認するようクレムリンの
「プロパガンダ部隊」が“世論づくり”に動い
ているのだ。
ロシア軍は4日、バルト海沿岸の飛び地
カリーニングラード州で核兵器を搭載可能な
地上発射型ミサイルシステム「イスカンデル」
の模擬発射を実施したと発表した。
同州はNATOに加盟するポーランドと
リトアニアの間に位置している。
NATOへの「核威嚇」の一環とみていいだろ
う。
■在庫は豊富で約2000発も保有
軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう
言う。
「技術的にロシアで製造できないハイテク
部品は輸入頼みです。経済制裁の長期化によ
り、調達が困難になり、兵器の新規製造や
修理に支障を来たしています。一方、戦術核
の核弾頭は2000発程度保有しており、在庫
は豊富にある。本気で使用を検討してもおか
しくありません」
ICBM(大陸間弾道ミサイル)などに搭載し、
遠方の相手国を攻撃する戦略核とは異なり、
戦術核は通常兵器の延長として、戦場で使わ
れる恐れがある。
使用されるのは小型核の可能性が高い。
小型核の厳密な定義はないが、広島や長崎に
投下された原爆も小型核の範囲に含まれる。
小型とはいえ、恐ろしい威力を持っているの
だ。
「ウクライナ戦争の初期段階では、プーチ
ン大統領が脅しとして、黒海など人がいない
場所で小型核を使う可能性が指摘されていま
した。当時はプーチン大統領にも余裕があっ
た。ところが、現在は戦況を変えるために、
実際の戦場で小型核を使う恐れがあります。
兵士、兵器不足は深刻で、戦争を続けるのは
難しくなりつつある。また、5月末以降、軍事
支援を強化した米欧から新たに武器がウクラ
イナに届き、ロシア軍が守勢に立たされると
の見方もある。その前にプーチン大統領が
小型核を使用し、勝負に打って出る可能性は
否定できません」(世良光弘氏)
広島・長崎のような悲劇を繰り返してはなら
ない。
【転載終了】
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ロシアが核を使ったら、負けを認めた
ようなものですね。
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