【キーウ発】「ネオナチ説」「自作自演説」のウソ を教えます
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【キーウ発】
「ネオナチ説」「自作自演説」のウソ
を教えます
2022年5月14日
マスグレイブから発見された遺体。
DNA鑑定と住民の証言が一致すれば
自作自演でもフェイクでもないこと
が分かる。
=先月、ブチャ 撮影:田中龍作=
開戦から78日目、5月14日。
「外に出るとロシア兵に殺されるので
家の中でじっとしていた」。
「ロシア兵は遺体の埋葬を許さなかった」。
虐殺があった街や村の住民は口々に語る。
それでも住民は窓越しから荒れ狂う凶行
を見ていた。
射殺された遺体が路上に散乱しているのも
同様に見ていた。
ブチャの場合、住民に加えて神父も凶行
の現場と路上に散乱した遺体を見ていた。
マスグレイブを自らの手で掘ったアンドレ
イ神父である。
「遺体は犬に食いちぎられていた」
「爆弾が仕掛けられていた」。
神父は生々しく語ってくれた。
住民や神父が写真か動画を撮っていた
ら良かったのだが。
不謹慎だが思う。少なくとも陰謀論が介在
する余地は極端に減る。
「虐殺はウクライナ軍の仕業」
「遺体はよそから持ってきた」はウソで
ある・・・写真や動画という物的証拠を
挙げながら言えるのだ。
ウクライナ軍に救出された女性は安堵の
表情を浮かべていた。
自国の軍から人質にされていたらこんな
顔にはならない。
=先月、イルピン 撮影:田中龍作=
ロシア軍占領下にジャーナリストが入る
のは極めて困難だ。
パスポートに敵対国のスタンプが押して
あるジャーナリストが入れるわけがない。
イスラエルのスタンプがパスポートに
押されていたら、アラブやペルシャの国々
に入れないのと同じだ。
だがウクライナ軍が奪還すればジャーナ
リストが入れるようになる。
激戦地のイルピンでウクライナ軍から
救出された住民たちは、安心しきってい
た。
「地獄に仏を見た」表情だった。
「ウクライナ軍が住民を人質にとって
立て籠もっていた」は真っ赤なウソで
あることが分かる。
「ネオナチ説」「CIA説」を言い募る
言論人たちに共通するのは、ネットが
情報源であるということだ。
人伝てであったとしても、手繰っていく
と情報源はやはりネットであったりする。
直接住民から、直接当局者から、
直接ウクライナ軍から聞いたわけではな
いのだ。
地獄絵のような惨禍が起きていて、
日本人と同じ人間が苦しんでいる。
騙されて「ネオナチ説」「CIA説」を
信じ込んでいる人々が気の毒でならない。
【転載終了】
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所説諸々あるでしょうが、兎に角、
他国に侵攻して一般市民を殺戮する
国が一番悪いのです。
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