政権与党との対抗軸を形成できない野党・・・

永田町の裏を読む


【転載開始】


■政権与党との対抗軸を形成できない

 野党が国政選挙を戦えるか

 公開日:2022/05/19


 参議院選挙が1カ月後に迫ってきた。

が、大手紙の政治記者や選挙プロの誰

に聞いても自民圧勝、自公合わせて

安定過半数確保は間違いないという

見通しで、何の面白みもない。

有権者がワクワクするような波乱要因

はないのかと野党幹部に聞いたら、

「いやあ、申し訳ないが、野党の劣勢

は否めない」と頭をかくばかり。


 「やはり32の1人区で野党統一候補

をまとめ切れないのが痛手なのか」と

尋ねると、こう答えた。


 「確かに今のところ自民との1対1の

対決に持ち込めるのは10選挙区程度。

連合労組の共産党嫌い、国民民主の

わがまま、全国政党化を狙う維新の参入

など、いろいろあってなかなか難しい。

とはいえ、野党間の確執をはやし立て

ているのはマスコミで、実際には共倒れ

を避けて何とか議席を取ろうという話し

合いは、複数区も含めて水面下で進んで

いるので、間際になれば何とかもう少し

態勢が整うはず。しかし、そのことより

も・・・」と彼の声が曇る。


 政権与党との政策的な対抗軸を形成で

きていないのが最大の問題だ。

岸田文雄首相の「新しい資本主義」は

依然として中身不明で、欧州で

「インベスト・イン・キシダ」などと

力んでみせたものの、何に投資して

いいのか分からない。

そのことに自民党内からも不満が出てい

る時に、野党の側から

「『新しい資本主義』というならこうい

うことでしょう」と高度福祉社会の

設計図を打ち出すことができればいいの

だが、その構想力がない。


 外交面でも、岸田は連休前後にアジア

と欧州を回ってNATOの一員であるかに

振る舞い、5月下旬にはバイデン米大統領

を迎えて「インド太平洋構想」という名

の中国包囲網を高らかにうたい上げる。

が、野党はそれを口を開いて見ているだ

けで、「台湾有事、尖閣危機を予防する

平和外交を」という世論をつくり出すこ

とができない。


 「これでは、仮に野党選挙協力が進んだ

としても、有権者はどういう国の行く末を

イメージして投票すればいいのか分からな

い。旧民主党の時にはまだあった大風呂敷

が、今の立憲にはハンカチほどの大きさも

なくなってしまった」とベテラン幹部は

嘆くばかりである。


【転載終了】

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 与党は、「改憲」と「増税20%」を

時間をかけて成立させていくでしょう。


 10年以上かけて「れいわ」を大きく

することで立て直すしかないでしょう

かね、野党は。


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