「電動キックボード」の安全性を自動車評論家が懸念・・・
話題の焦点
【転載開始】
■「電動キックボード」の安全性を自動車
評論家が懸念・・・
大幅緩和で免許やヘルメットが不要に
公開日:2022/05/22 0
いま若者を中心に、移動手段として人気
を集めている「電動キックボード」。
4月19日に利用要件の大幅緩和につながる
改正道交法が国会で成立し、2年以内に
施行される。
原付バイクと同じ扱いだったのが、
改正によって、
新設の「特定小型原動機付自転車」に区分
される。
「最高速度時速20キロまで」
「年齢制限は16歳以上で免許は不要」
「ヘルメットの着用は任意」と、多くの
人が利用できるようになる一方で、
安全性に疑問の声が上がっている。
自身も電動キックボードを所有している
自動車評論家の国沢光宏氏は、
「乗ってみると分かりますが」とこう続ける。
「左右の重心が安定せずグラグラしやすい
ので、真っすぐ走らせるのが難しい。タイヤ
は大きければ大きいほど安定しますが、電動
キックボードの多くは小径タイヤなので、
路面のちょっとしたデコボコやミゾ、段差で
転倒しやすい上、タイヤのグリップが利かな
いため、雨の日などは横滑りしやすい。
ブレーキ性能も非常に脆弱です。もし車道を
走行中にマンホールでスリップして、転倒し
た先にトラックやバスが走行していたら、
危険極まりないでしょう」
■歩行者への安全面にも懸念が
国沢氏は走行性の問題点を指摘するが、
危険なのは利用者だけでなく、歩行者も同様
だ。
「歩道での制限速度は時速6キロまでです
が、果たしてこれをきちっと守らせることが
できるのか。6キロなら歩く速さプラスアル
ファなので、危険な速度ではありません。
ただ車道でも歩道でも関係なく走行する自転
車のようになると、歩行者への安全面にも
懸念が出てきます」(国沢氏)
つい先日も終電を逃した30代会社員による
電動キックボードの飲酒運転が報じられた
ばかり。
こうした違法行為が死亡事故につながる
可能性は非常に高い。
自動車やバイクに比べて取り締まりが緩い
自転車のようになると、街中が“違法運転”で
あふれ返る恐れがある。
「基本的に遊びのためのものであって、
交通のための乗り物ではありません。ルール
を緩和するのであれば、違反者を厳しく取り
締まるなど厳しい措置を取らないと社会に
負担をかけることになるでしょう」(国沢氏)
ラストワンマイル(約1.6キロ)といわれる
短い距離を、手軽に移動できる新しい乗り物
として注目されている電動キックボード。
しかし、利便性が安全性と引き換えになるの
なら、本末転倒だろう。
【転載終了】
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キックボードは地方では、まだ
あまり見ないですね。
自転車と原付、そして自動車の
3種類の速度の違う乗り物が国道を
走っていると場合によっては渋滞
が起こります。
自転車や原付が転倒などしたらと
怖いですよね。
そして、キックボードまで加わる
と更に危険が増しますね。
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