ロシアの軍事費はアメリカの12分の1・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■ロシアの軍事費はアメリカの12分の1・・・

 経済力がモノをいうウクライナ紛争

 公開日:2022/05/25


 東西冷戦構造の復活?


 これはちょっと違う。

西側(民主主義)陣営と強権国の対立

である。

いや、これも正しくない。

両陣営は複雑に絡み合っている。

ただ、いえることは戦後の国際秩序が

崩壊、国連が機能不全に陥っている事実

だ。

ロシアの暴挙を止められない。

G20も同じだろう。


 ロシアはG20のメンバーだし、参加国

の中国、インド、ブラジル、南アフリカ、

インドネシア、メキシコ、トルコ、

サウジアラビア、アルゼンチンはロシア

制裁に加わっていない。

半数がロシアに“同調”している。


 とはいえ、今回の戦争はロシアには

厳しい。

いまや、ウクライナ紛争は総力戦だ。

その場合、経済力がモノをいう。


 ちなみに、ロシアのGDPは1.7兆ドル

にすぎない。

アメリカのGDP(23兆ドル)の14分の1

だ。

西側陣営の上位10カ国では46兆ドルで

ある。


 先の第2次世界大戦ではGM、

クライスラー、フォードなどの工場が

戦車、砲弾、機関銃、航空機を量産した。

フォードはB-24爆撃機を1時間に1機の

ペースで生産したという。


 現在、ロッキード・マーチン、

レイセオン・テクノロジーズが携行型の

地対空ミサイル「スティンガー」、

対戦車ミサイル「ジャベリン」、

自爆攻撃機能を持つドローン

「スイッチブレード」などをフル生産し

ている。

すべて、ウクライナ支援用である。


 欧州各国は軍拡にカジを切った。

「自分の国は自ら守る」との意思表示だ。

ちなみに、2021年の世界の軍事支出は

2兆1130億ドルと、初の2兆ドル超え

(名目6.1%増)となったが、今年は

もっと増えるだろう。


 アメリカの軍事費は8010億ドルだ。

ロシアは659億ドルと、アメリカの

12分の1にすぎない。

この金額がすべてではないが、劣勢なの

は確かだと思う。


 さて、ロシアの取るべき方策は

①プーチン大統領の個人的事情による

政権交代

②兵員の損傷が激しく自発的な撤退

③持久戦を展開・・・の3点に絞られる。


 ただ、とりあえず、①と②はないだ

ろう。

残っているのは③だが、少年兵の動員が

うわさされているほど。

いずれにせよ、総力戦はロシアに不利と

なろう。


【転載終了】

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 総力戦になると、ロシアの崩壊

は間違いないでしょうね。


 すでにその方向に動いています

が、その後は中国包囲網でしょう

か。

中国の経済圏に圧力を加えていく

かも?


 プーチンの判断ミスは共産圏の

崩壊にも結び付くような暴挙でし

たね。

何故、習近平は止めなかったのか?

もしかして、習近平はウクライナ

侵攻の成功を台湾侵攻への踏み台に

しようとした?


 最近では習近平の足元もぐらつい

ているような情報もありますが。

共産圏の国々には大きな痛手となる

でしょう。

あの軍事大国のロシアが戦争に負け

るのですから。

改めて、西側の近代兵器の威力に

脅威を感じたでしょうね。


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