ロシア軍は戦力“ジリ貧”で停戦渇望か
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ロシア軍は戦力“ジリ貧”で停戦渇望か
交渉団代表「対話を続ける用意」発言
の意味深
公開日:2022/05/24
ロシア軍がウクライナに軍事侵攻を開始
してから24日で3カ月。
欧米からの武器供与で“戦力充実”の
ウクライナ軍とは対照的に、ロシア軍の
戦力はジリ貧だ。
今後、劣勢に立たされる見方もあり、
プーチン大統領が「停戦」を渇望している
可能性が出てきた。
◇ ◇ ◇
ウクライナとの停戦交渉でロシア側の
代表を務めるメジンスキー大統領補佐官が
意味深な発言をした。
22日のベラルーシのテレビ番組で
「われわれには対話を続ける用意がある」
と主張。
双方が基本的に同意した和平交渉の草案を
ウクライナ側に1カ月前に提示したのに、
具体的なレスポンスがないという。
「ボールは完全にウクライナ側にある」と
し、
「プーチン大統領とゼレンスキー大統領の
首脳会談をロシア側は拒否していない」と
強調した。
表向きはウクライナ批判だが、中身は
停戦交渉の呼び掛けである。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は
こう言う。
「停戦交渉を頓挫させているのはロシアでは
なく、ウクライナだとアピールしているのは、
政権内で停戦交渉を求める意見が出てきてい
るのだと思います。それだけでなく、プーチ
ン大統領が本気で停戦を望んでいる可能性も
あります」
欧米がウクライナに追加供与する武器は
6月中旬以降に揃う見通しだ。
一方、ロシア軍はウクライナに投入した
地上戦力の3分の1を失ったとの分析もある。
戦力損耗率が30%を超えると軍隊として機能
しなくなるとされ、ロシア軍は兵士や武器を
かき集めようと必死になっているが、限界が
ある。
■戦況が不利になる前に・・・
ロイターの報道によると、英国王立防衛
安全保障研究所のニール・メルビン氏は
「時間の経過とともにロシア軍が不利になる
のは間違いない。彼らは装備、とりわけ新型
ミサイルが枯渇している。そして当然ながら、
ウクライナ軍はほぼ毎日強くなっている」と
指摘している。
「ロシア軍はマリウポリを制圧しましたが、
他の地域では一進一退の攻防が続いています。
今後は欧米の武器供与の効果が出てくるので、
ウクライナ軍が反転攻勢に出る可能性が高い。
劣勢になったロシア軍が停戦交渉をしても、
ウクライナから譲歩は得られません。戦況が
不利になる前にロシアが停戦交渉を急いでも
おかしくありません」(世良光弘氏)
23日のロイターは、ロシアのルデンコ
外務次官が
「ウクライナが建設的な立場を示せば、直ち
に交渉に復帰する用意がある」と語ったとの
ロシア通信の報道を伝えた。
プーチン大統領は停戦に向けて動くのか。
【転載終了】
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9回も渡河作戦を失敗し、巡航ミサイル
がウクライナの海水浴場のトイレを破壊し
たようです。
「お前らにはトイレにいかさないよ」と
いうメッセージですかね~?
それほど、精度の低いものを使っている
という事なのでしょうね。
お粗末としか言いようがないです。
誘導装置は60年前のものをいまだに使用
しているようなので、戦争を止めたくなる
のもわかります。
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