反露のリトアニア、市民が募金で軍用ドローンをウクライナに購入

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【転載開始】


■反露のリトアニア、市民が募金で

 軍用ドローンをウクライナに購入

 2022年5月30日


ウクライナの首都キエフの軍事

パレードにも登場した

バイラクタルTB2(2021年8月) 


 <歴史的に初の事例で、一般市民3日で

470万ドルを集め、トルコの軍用ドローン

「バイラクタルTB2」をウクライナに送る

予定>


 バルト3国の1つリトアニアで、先進的

な軍事用ドローン(無人機)を購入して

ウクライナに提供しようという募金活動

が行われた。


 募金活動を行った地元のインターネット

放送局の話としてロイター通信が伝えた

ところでは、多くの一般市民が募金に応じ、

3日半で予定額に到達したという。

募金総額は約470万ドルで、対ロシア戦で

おおいに威力を発揮しているトルコの

「バイラクタルTB2」を購入するのに使わ

れる予定だ。


 ロイターはまた、

「一般市民がバイラクタルのようなものを

購入するために募金活動を行うのは歴史上

初めて。前代未聞で驚くべき話だ」

との駐リトアニアのウクライナ大使の談話

を伝えている。


 ウクライナは近年、TB2をトルコの企業

から20機以上購入したが、今年3月上旬に

も16機を追加した。

今回のロシアによるウクライナ侵攻では

大いに戦果を上げて伝説的な存在となり、

ニューヨーク・タイムズによれば

「(TB2が)ロシアの無法者たちを幽霊に

変える」という歌が生まれたほどだ。


 リトアニアはかつてソ連に属し、

いまではNATOに加盟している。

ロシアのウクライナ侵攻を一貫して激しく

非難するとともに、バルト3国のラトビア、

エストニアと同様に、ロシアが自国にも

侵攻してくることへの懸念を表明してきた。

この数カ月は国防の強化に向けて舵を

切っている。


■次は自分たちが危ないという危機感


 リトアニアの

ガブリエリウス・ランズベルギス外相は

27日、ロシアがウクライナにおいて

「ジェノサイド(集団虐殺)」を行おう

としていると非難。

また、もし和平のためにウクライナが領土

をロシアに割譲する事態になれば、

それはプーチン政権の行為に「お墨付き」

を与えることになってしまうと警告した。

TB2購入のための募金に応じたリトアニア人

の中からは、血みどろの戦争を終わらせ

ようとするウクライナを支援できてうれし

いとの声も聞かれる。


 100ユーロ相当を募金した32歳の

リトアニア女性はこう語ったとロイターは

伝えている。

「この戦争が始まる前には、武器を買うこと

になるなんて誰も考えもしなかった。だが今

ではそれが当たり前のことになっている。

世界をよりよくするには何かをしなければ」


 またこの女性は

「ここのところ、ウクライナに武器を支援す

るために募金していた。勝利まで続けるつも

りだ」と述べた。

次はリトアニアがロシアに侵攻されるのでは

という恐怖心もあるという。


 ロシアがウクライナへの侵攻を開始して

から3カ月以上が経過し、ウクライナの兵士

や一般市民が多数、命を落とした。

もっともロシア軍は激しい抵抗に遭い、

ろくな戦果を挙げるに至っていない。


【転載終了】

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 ドイツやフランスなどロシアとは

離れているという環境とバルト三国

のように大国に隣接している国との

温度差が大きいのでしょうね。


 NATOが一枚岩でないと、加盟国は

不安になるでしょうね。

特にドイツなどのようにエネルギーを

ロシアに完全依存している様では。

それが弱みです。


 しかし、市民が約6億円弱の武器を

ウクライナに送るのは、それほどに

国民感情が危機感を持っているからで

すね。


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