イラン反政府デモを煽るトランプをマクロンが非難・・・
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【転載開始】
■「トランプはイランに戦争を吹っかけている」──
イラン反政府デモを煽るトランプをマクロンが非難
<アメリカはイスラエル、サウジアラビアと
共謀して仇敵イランのイスラム体制を倒そう
としていると、仏大統領>
アメリカとイスラエル、サウジアラビアは、
年末から一週間にわたって異例の反政府
デモが続いたイランに戦争をたきつけて
いる──フランスのマクロン大統領は
1月4日、そう非難した。
イランの反政府デモは、ロウハニ大統領
の緊縮政策に反発した市民が昨年末の
28日に行った抗議行動から始まり、一部
では最高指導者ハメネイ師を頂点とする
イスラム体制そのものを批判する異例の
動きとして全土に広まった。
一部ではデモ隊と治安部隊との衝突が
起こり、これまでに20人以上の死者が出て
いる。
反政府デモ側を繰り返し称賛してきた
アメリカと、同じくイランを敵視するイスラエル、
サウジアラビアの3カ国が、最近ますます
イランを孤立化させ、弱体化させようとする
「敵視政策」を進めていると批判。
イランとの対話を呼び掛けた。
ロイターによると、マクロンは
「フランスの同盟国でもある3カ国がイランに
対して取っている外交姿勢は、戦争につながる
姿勢だ」と、記者団に語った。
さらに「それも、これは意図的な戦略だ」とも
語った。
一年前にアメリカの大統領に就任した
ドナルド・トランプは、オバマ前大統領の対イラン
融和政策を反転させ、イランに対して敵的な
外交姿勢に転換した。
トランプは、2015年のオバマ政権時代に
アメリカなど6カ国が締結したイランとの
核合意(フランスも締結国の1つ)を
「最悪のディール」と非難してきた。
さらに中東地域でイランがテロを支援している
疑いがあるとして、イランへの制裁を再開する
かどうか米議会の判断を求めた。
イランの反政府デモについてトランプは、
ツイッターを使ってイラン政府を批判し、
「腐敗した政府を自分たちの手に奪回」しようと
する市民への支持を表明した。
トランプはイランの現体制(シーア派のイスラム
革命によって79年に政権樹立)の転覆を狙う
反政府勢力に「強い支持」を表明した。
しかし現地の反政府デモの中では、このような
強硬な意見は少数派でしかない。
トランプのツイートはすぐに、イランへの
内政干渉だとツイッター上で批判された。
しかしイランへの攻撃的な姿勢は、オバマ政権
が主導した核合意に強く反発するイスラエルから
は歓迎されているイランはイスラエルを敵視する
レバノンやパレスチナの武装グループを長年、
支援している。
またシリアでは、イランの支援を受けた武装勢力
が反政府勢力やジハーディストを圧倒した。
イランに対抗する上でイスラエルは、サウジアラビア
の協力も求めている。
保守的なスンニ派のサウジアラビアは、公式には
イスラエルを国家として認めていない。
しかし共に中東地域でのアメリカの同盟国である
両国が、慎重に関係改善を進めているという報道が
出始めている。
4日の発言でマクロンは、アメリカ、イスラエル、
サウジアラビアの行動は、ひそかに「悪の枢軸」を
再現させるものだ、とも語った。
「悪の枢軸」は、ジョージ・W・ブッシュ元米大統領が
2002年にイランとイラク、シリアを指して呼んだ言葉。
トランプは先月発表した政権初の安全保障戦略で
「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」を打ち出し、
核兵器の開発を続ける北朝鮮とイランを「ならず者
国家」として名指ししている。
米国務省は4日付けの声明で、「デモ隊に暴力を
ふるい、検閲を行い、イラン国民から盗みを働いた
責任者が大勢いる」とイラン当局を批判した。
一方、イランのモンタゼリー検事総長は、CIA(米中
央情報局)がイスラエル、サウジアラビアと共に
デモを組織した、と国営放送に対して語った。
CIAはコメントを拒否している。
イランでは、反政府デモに対抗する政府支持の
デモが全国で行われている他、イスラム革命防衛隊
が治安維持のために動員され、政府は反政府デモの
終結を宣言している。
しかし事態は収束したどころか、始まったばかりだろう。
【転載終了】
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この三国同盟が中東の不安定をつくり出しています。
同じことを東アジアでやっているということですが、
ぞのお先棒を担いでいるのが安倍政権です。
中東で失敗すればアジアの不安定化を強めるかも?
安倍首相がG7やG20で相手にされないのは
そのような理由があるからでしょうかね?
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