物価上昇9%で「消費税1.8兆円負担増」の衝撃試算!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■物価上昇9%で

 「消費税1.8兆円負担増」の衝撃試算!

 岸田政権は“隠れ増税”で左うちわ

 公開日:2022/06/12


 怒涛の値上げラッシュが続く。

岸田首相は

「消費税を触ることは考えていない」と

消費減税をかたくなに拒んでいる。

税率はそのままで物価が上昇していけば、

消費税額はどれだけ増えるのか。

試算してみると、「隠れ増税」とも言え

る大きな国民負担が浮かび上がった。


 ◇  ◇  ◇


 石油情報センターによると、6日の全国

のレギュラーガソリン価格は

1リットル=170円。

1年前(昨年6月7日)の153円より17円

値上がりしている。

このうち消費税額は14円から16円へと

2円増えている。

年間のガソリン消費量は約4500万キロ

リットル。

仮に1年間、2円アップが続けば、消費税

の税収額は約900億円も増える。

本体の値上げに加え増税とは、消費者に

は踏んだり蹴ったりだが、政府の財布は

潤うことになる。


 税理士で立正大客員教授の浦野広明氏

(税法)の試算によると、物価が1%上昇

すれば、年間の消費税額は約2000億円

増えるという。


 「税率アップとは違う形での増税です。

岸田首相は税率を下げないことによって

事実上、消費増税を実行しているという

ことです。改めて、低所得者ほど負担が

重くなる消費税の残酷さを痛感します」

(浦野広明氏)


 10日、日銀が発表した5月の企業物価

指数は112.8となり、4月に続き過去最高

となった。

上昇率は前年同月比プラス9.1%と高水準

だ。


 4月の消費者物価指数

(生鮮食品も含む総合)は前年同月比

2.5%アップだったが、この先、企業物価

の上昇分が転嫁され、さらなる値上げに

波及する恐れがある。


■国民は踏んだり蹴ったり


 日銀が2月4日から3月2日に実施した

「生活意識に関するアンケート調査」に

よると、1年前に比べて、物価が

「上がった」は8割を超えた。

実感する上昇率の平均値は6.6%、中央値

は5.0%だった。


 まだウクライナ戦争の影響が少ない段階

で、5~6%とは驚きだ。

その後、戦争は長期化し、毎月、値上げが

相次ぐ。帝国データバンクによると、

今年値上げされる食品は既に1万品目を

突破し、値上げ幅は平均13%にも及ぶ。


 この先、消費者物価指数が企業物価指数

の9%台に近づいてもおかしくないのだ。

浦野氏の試算によると、物価上昇率が9%

になれば、消費税は1.8兆円増額されること

になる。

税率1%分の増収に迫る金額だ。


 財務省に物価上昇に伴う消費税の増収

見通しを問い合わせたが、

「対外的には公表していません」

(主税局総務課歳入係)と答えた。


 「本体の値上げに加えて、消費税の負担

が重くなっていることに気づかない国民も

少なくありません。財務省は最低限、物価

高による消費税増収額を国民に明らかにす

る責任があります。恩恵を受けているわけ

ですからね。物価高騰の中、岸田政権は

消費減税を一切せずに事実上の増税を続け

ようとしている。インフレ下の消費税問題

は参院選の大きな争点にすべきです」

(浦野広明氏)


 原油高と円安で上げ材料には事欠かない。

青天井の物価上昇に岸田政権は「左うちわ」

ということか。


【転載終了】

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 世界一の重税国家と言われる日本

が、毎年財政赤字を積み重ねている

のはなぜか?


 重税の割には、福祉として見返り

がないことに、おかしいと思わない

のだろうか国民は?


 真面にやって赤字なら、政治家と

役人が余程無能という事になります

が。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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