“岸田インフレ”深刻でも賃上げ無策・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■“岸田インフレ”深刻でも賃上げ無策・・・
「最低賃金1000円目標」まるで
安倍政権時代のコピペ
公開日:2022/06/13
岸田インフレが深刻だ。
物価がみるみる上昇しても賃金が上がら
ないからだ。
ところが、先週閣議決定された
「骨太の方針2022」での賃上げ政策は、
驚くほどお寒い内容だった。
■海外は物価引き上げラッシュ
労働者全体の賃金を底上げする指標と
も言えるのが「最低賃金」の引き上げだ。
物価高騰を受け、海外では春から夏に
かけて、最低賃金(時給)が次々引き
上げられている。
英国は4月から9.5ポンド(約1560円)
に、フランスは5月から10.85ユーロ
(約1530円)にアップ済み。
ドイツは7月に10.45ユーロ(約1470円)、
10月に12ユーロ(約1690円)まで引き
上げられる。
ロサンゼルスは7月から16.04ドル
(約2140円)だ。
アルゼンチン、マレーシア、ケニア、
ロシアなどの最低賃金も増額されている。
一方、日本の最低賃金(昨年10月~)
は930円(全国加重平均)。
欧米との差に愕然としてしまうが、
岸田首相は意に介さないようだ。
今回の骨太の方針では
〈できる限り早期に全国加重平均が
1000円以上となることを目指し、
引き上げに取り組む〉とショボい目標
しか示さなかった。
実は「最低賃金1000円以上」の目標
は安倍政権下の2016年の骨太の方針で
初めて明記されたものだ。
〈年率3%程度をめど〉と引き上げ
ペースも記載がある。
当時の最低賃金798円から年間3%ずつ
アップしていけば、23年には1000円
以上になる計算だが、現実はめどを
下回る金額にとどまっている。
■2016年の方針をそのまま・・・
「最低賃金を含め賃上げが進まない
のはアベノミクスの失敗です。安倍
元首相の責任は大きい。ただ、岸田
首相の姿勢もマズい。ウクライナ情勢
もあり、強烈なインフレという異常
事態なのに、最低賃金について
岸田政権はコピペしたような方針しか
示していない。賃上げに取り組む気は
ないと宣言しているようなものです」
(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
16年に打ち出した1000円以上が
そのままなのもおかしい。
16年当時の為替は1ドル=105円程度
だ。
現在は134円まで円安が進んでいる。
ドルに換算すれば、1000円は9.5ドル
から7.4ドルへと下落しているのだ。
「賃上げが難しい中小企業も少なく
ありません。岸田政権は思い切った
財政出動により、中小企業支援を行い、
すみやかに最低賃金1000円を実現す
べきです。その上で、海外水準や、
円安も踏まえれば、1500円以上の
目標を立てるべきです。このままで
は、物価の高騰下、賃金が上がらな
い状況が長期化することになります」
(森岡英樹氏)
最低賃金額の改定は7月に発表され、
10月から実施される。どれくらい上が
るのか。
【転載終了】
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政権与党は”隷米政治家”と言われ
ていますから、誰が政権を取っても
同じ政治しかしません。
どれだけこの言葉を知っている国民
がいるのでしょうか?
国を変えるには、政治を変えない
といつまでも変わらないですね。
日本人は変革を嫌うと言われていま
すから、数百年経っても同じなので
しょう。
変革を嫌うのは、応用力が欠如し
ているからですかね?
応用教育が足りないからですね。
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