黒田総裁辞任でも円高効果はせいぜい10円・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■黒田総裁辞任でも円高効果は
せいぜい10円・・・円安ブレーキ
を阻む「アベの壁」
公開日:2022/06/14
円安が止まらない。
13日は一時1ドル=135円台前半まで
下落。
約24年ぶりの円安水準となった。
急速な円安進行が襲っても、
「金融緩和を粘り強く続ける」と強弁
する日銀の黒田総裁の辞任が
円安ブレーキの特効薬だが、それを
阻むのが「アベの壁」だ。
原油高と円安により、さらなる物価
上昇は必至。
暮らしは苦しくなる一方だ。
黒田氏は「値上げ許容発言」こそ撤回
したが、ことあるごとに
「金融緩和の継続」を強調。
いたずらに円安を加速させている。
「黒田総裁が緩和継続を訴えるたび、
投資家は安心して円を売ってドルを買え
る。もっと発言が控えめな総裁なら、
これほど円安が進んでいなかったでしょ
う。4月の対ドル円相場の実勢値は、
日米の消費者物価指数から算出した
理論値より、13%割安との試算がある。
実力から、かけ離れた円安の責任の一端
は、黒田総裁にあります」
(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
■アベノミクス否定を許さない
先週、政府と日銀が「円安を憂慮する」
との共同声明を出したが不発。
為替介入も米財務省が
「極めて例外的な場合に限られるべきだ」
と牽制しており、円安阻止に効果的な
為替介入は難しいとの見方が強い。
「市場では、円安を食い止める最大の
特効薬は黒田総裁辞任との見方が浮上し
ています。新総裁が就任すれば、利上げ
に踏み切るかもしれないとの心理が働き、
円売り、ドル買いは慎重になるはず。黒田
辞任で10円程度の円高効果はあるとみて
いいでしょう。ただ、任期途中の辞任は
アベノミクスの否定につながり、安倍元
首相のメンツをつぶしかねない。日銀も
望んでいないため、政治判断で任期を全う
させる公算が大。政府も日銀もどこを見て
仕事しているのかということです」
(森岡英樹氏)
安倍氏は「骨太の方針」への自民党の
提言案をめぐり、
「アベノミクスを批判するのか」と同僚
議員を恫喝するほど。「アベの壁」は
ブ厚い。
世論の6割近くが、黒田氏は
「日銀総裁として不適任」と答える中、
来年4月の任期いっぱいまで居座れば、
底なしの円安地獄が待っているだけだ。
【転載終了】
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安部は首相を辞めても国民に迷惑
を掛けるのか。
いい加減にしろと言いたいですね。
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