今年待ち構えるアベクロバブル崩壊危機・・・

日本経済一歩先の真相


【転載開始】

■異常な政策が支え 今年待ち構えるアベクロバブル崩壊危機

 2018年1月12日


 年明け早々株価が急ピッチで上昇している。

日経平均は大発会から3営業日で1000円

以上も上げ、2万4000円の大台も間近だ。

26年ぶりの株価の高水準に、安倍首相は

すっかり気を良くし、あとは「3%賃上げ」を

実現させるのみといったところだろう。


 だが、この株高は手放しでは喜べない。


 NYダウを筆頭に、世界各国の主要株式

指標が相次ぎ史上最高値を更新し続ける

「グローバルバブル」の潮流に加え、

日本は超低金利政策で通貨供給量が

膨張し、過剰なカネ余り状態に陥っている。

現在の株価上昇は行き場を失って、株式市場に

流入した緩和マネーに支えられたものだ。


 黒田日銀のマイナス金利政策の副作用で

メガバンクをはじめ、市中銀行の経営は

四苦八苦だ。

せっかく資金を預かっても融資先はほとんど

見当たらない。

苦し紛れに窓口業務で顧客の預金の大部分を

投資信託に回すようすすめ、顧客がはんこを

押せば、そのカネは株式市場に流れてくる。

青息吐息の金融機関のオール証券業化も

株価上昇を後押ししているのだ。


 日銀のETF“爆買い”や、国民の虎の子の

老後資金である年金の株式運用比率アップ

などに支えられた「官製株高」であることも

忘れてはいけない。


 設備投資の需要はわずかで、個人消費は

ヨチヨチ歩き。

日本経済を牽引する「エンジン」はちっとも

回っていないのに、株価だけがグングン

上がっているのは異常だ。

実態なき株価上昇は、明らかにバブルである。

超低金利の“アベクロサンバ”が招いた

アベクロバブルと言っていい。


 さて、その黒田日銀総裁の任期も4月までだ。

現在の異次元緩和策を誰がどう受け継ぐのかは

現状では分からないが、金融機関の大苦境を

見れば、いつ超低金利から抜け出すのかが早晩、

焦点となるのは間違いない。


 その際、最大のネックとなるのが、ぶくぶくと

膨らんだアベクロバブルだ。

日銀の後継総裁が、これまでのイビツな金融政策

を少しでも変えようとするだけで株式市場が過敏に

反応し、株価暴落を招きかねない。

後継総裁がまっとうな人物であるほど、

超低金利の流れを変えたがるだろうから、

とんだジレンマを抱え込むことになる。


 黒田総裁がもう1期続けようが、あるいは別の

人物に代わろうが、誰が日銀総裁になっても、

そのかじ取りを誤れば、バブル崩壊という修羅場が

待ち構える。

今年前半の日本経済は、いつバブルがはじけても

おかしくないというリスクに脅かされることになるのだ。


 今年の干支は「戊戌」だ。

意味するところは、樹木の繁茂で風当たり日当たりが

悪化し、悪くすれば枯れ果ててしまうという。

どうやら今年の日本経済は恐ろしい干支通りの

展開になりそうだ。


【転載終了】

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 黒田総裁のあとは、誰もやりたくないのでは?

責任取らされるだけですから。


 メガバンクも三菱東京UFJ銀行「MUFGコイン」と、

みずほ銀行「Jコイン」を発行する!!

という情報がありますね。


 何とか経済だけはソフトランディングして

ほしいですね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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