企業の“人手不足廃業”が止まらない・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■倒産件数の3.5倍も…企業の“人手不足廃業”が止まらない
2018年1月17日
“隠れ倒産”が高止まりしている。
「ここ数年、廃業や解散など、倒産件数に
カウントされない企業の消滅が増加傾向に
あります。経営不振から廃業を選ぶ中小
企業が多いのです。だから市場では、廃業
のことを『隠れ倒産』と呼びます」(市場関係者)
15日、東京商工リサーチが公表した
休廃業・解散企業数(2017年)は2万8142件
だった。
前年比では4.8%減と3年ぶりに減少したが、
件数そのものは14年、15年より増加している。
「倒産件数は14年に1万件を割り込み、減少
傾向が続いています。一方で廃業はほぼ横ばい
ながら、倒産の約3.5倍に達してます。特に
建設業や飲食をはじめとするサービス業の廃業
が顕著です」
(東京商工リサーチ情報本部の増田和史氏)
建設業と飲食業に共通しているのは人手
不足だ。
建設現場では、20年の東京五輪をにらんだ
インフラ整備などが続き、人手不足は深刻に
なっている。
「飲食店では、人件費アップに踏み切らない
とアルバイトが集まりません。たとえば商店街
で細々と経営する中華料理店やそば屋などは、
人件費のコストアップは経営を直撃します。
資金難で動きが取れなくなる前に自ら廃業を
選ぶ店主は増えています」(流通関係者)
政府は、有効求人倍率が1.56倍(11月)で、
完全失業率は2.7%の低水準と、雇用環境の
改善をアピールしている。
だが、中小零細企業は人手不足や人件費高騰
に頭を抱え、廃業を選ぶ経営者が続出している
のだ。
「中小零細企業にはもうひとつの人手不足
問題があります。後継者がいないため、廃業
に追い込まれるケースです。実際、17年に
廃業した経営者の年齢は70代が36%と最多
でした」(増田和史氏)
後継者が見つからず、アルバイトも雇えない
“人手不足廃業”だ。
追い込まれた中小零細企業に対し、
「倒産する前に廃業したほうがいい」とうながす
金融機関があるらしい。
「倒産件数を増加させたくない安倍政権の
意向だといいます」(金融関係者)
見た目の倒産減少をうのみにしてはいけない。
【転載終了】
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介護業界も人手不足は益々ひどくなって
きています。
けがや病気(風邪やインフルなど)で欠勤が
あると補填職員がいないようなギリギリの人員
で回しているようです。
事例としては、2、3人の欠勤者が出た場合、
夜勤二回連続など他職員にかなりの負担が
かかるようです。
息子の卒業した学園では、2年間応募者が
少なく募集していなかったのですが、今年は
募集しています。
介護士が不足してきているのと、
応募者が増えてきているのでしょうかね?
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