森友文書を破棄 口を開いた「佐川長官」に職員は悲鳴・・・
週刊新潮 2018年1月25日号掲載 デイリー新潮
【転載開始】
■森友文書を破棄 口を開いた「佐川長官」に職員は悲鳴
国税庁職員の気持ちを「忖度」すれば、
こういうことになろう。「一体どの口で言うのか」。
森友学園問題で、当時、財務省理財局長だった
佐川宣寿(のぶひさ)氏(60)は「記録は破棄した」と
繰り返し、大批判を浴びた。
にも拘(かかわ)らず、昨年7月、国税庁長官に栄転。
その彼がこう講釈を垂れたのだ。
〈風通しの良い職場であるように〉と。
文書を破棄して風通しを悪くしたのは、どこのどなた
でしたっけ?
***
「破棄官僚」として名を馳せた佐川氏は、
その後、「逃走長官」との異名も冠されている。
大手メディアの国税庁担当記者がぼやく。
「佐川さんは、ともに慣例だった長官就任会見と
財務省地下1階のレストランでの記者懇談を行わず
仕舞い。名刺交換には渋々応じたものの、質問しよう
とすると長官室に籠(こ)もってしまった。以後、未だに
我々の取材に応じず、逃げています」
そんな佐川氏が、1月15日付の業界紙「税理士界」
に登場。
どんな自戒の念を述べるのかと思ったら、冒頭の
〈風通し〉発言など、厚顔無恥なセリフを連発したのだ。
改めて紹介すると、
〈我々の組織では職員に対し風通しの良い職場で
あるようにということをよく申し上げています〉
〈リスク管理に当たっては縦・横・斜めの情報交換を
密にする〉
〈些細な問題でも対応を誤れば、組織の信頼を失って
しまいます。それを防ぐためにも、リスク管理として、
必ず上司に報告するよう徹底させています〉
「この人だけには…」
こまめに上司に報告したところで、記録が破棄されて
しまえばリスク管理もヘチマもあったものではない。
事実、国税庁のある職員は、
「昨年11月、職場のパソコンを立ち上げると、佐川
長官の署名入りで、書類管理の徹底を注意喚起する
メッセージが表示されたことがありました。『この人
だけには言われたくないよな』と皆で話し、すぐに
そのメッセージを消しました」
と、突き放す。実際、佐川長官のせいで現場では
実害が出始めているという。
例えば確定申告の際、取引先の名称等を詳細に
記した文書を任意提出するのだが、
「長年、任意提出にご協力いただいていた方から
『佐川さんみたいな人がトップでは信用できない。
これからは、任意の文書は一切出さない』と言われ
てしまいました。任意提出に理解を示してくださるの
は国税庁に友好的な方。そういう方の信用も損なって
いるのは深刻です。これから確定申告を迎えるという
時期なのに……」(同)
元朝日新聞編集委員で国税庁担当記者だった
落合博実(ひろみつ)氏が嘆息する。
「日本の税制は申告納税制度が柱となっていて、
なかでも確定申告は他とは比較にならないほど、
国税庁にとって重要な業務ですが、これから『佐川
国税』への苦情が増えることも予想されます。『税理
士界』での佐川長官の〈些細な問題でも……〉発言
には、『大変な問題で対応を誤ったあなたが言える
ことなの?』と笑うしかありません」
職員からも納税者からも、佐川長官が信用を失って
いるのは「確定」のようだ。
【転載終了】
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ちょっと、気になるのはご家族はどうしている
のだろう?ということです。
周りから白い目で見られていないか?
多分、嫌みも言われるているのではないか?
心配なところもありますよね。
佐川氏は60歳だということですので、
お子さん達は既に就職しているでしょう。
国家公務員ならまだいいですが、
民間企業ならちょっと辛いのでは?
父親が佐川氏だと知られているでしょうし。
さて、いよいよ確定申告の時期になりましたね。
妻はすでに準備を済ませているようです。
昨年までは妻と別々に申告していましたが、
税務署の職員に一緒にしたほうが良いとアドバイスを
もらったので、今年は一緒にやる予定です。
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