現職閣僚の名前も 茂木大臣“線香買収疑惑”が早くも飛び火・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】

■現職閣僚の名前も 茂木大臣“線香買収疑惑”が早くも飛び火

  2018年2月4日


 もはや言い逃れはできまい。

選挙区内で衆院手帳や線香を配りまくり、

有権者の「買収常態化」の疑惑が浮上して

いる茂木敏充経済再生担当相。

野党の追及に対して「違法性はない」などと

突っぱねているが、本紙の調べで、茂木大臣

の行為は極めて“クロ”に近いことが判明。

さらにこの問題は現職の大物閣僚にまで

“飛び火”し始めた。


 茂木大臣は線香については、1日の参院

予算委で「2014~16年に秘書が配布した」

と言い、手帳についても先月30日の衆院

予算委で、秘書が有権者に配っていたことを

認めた。

公職選挙法は、議員や候補者が選挙区内の

有権者にカネやモノを贈ることを禁じている。

それなのに茂木大臣は「政党支部の活動と

して配った」から「違法性はない」と強弁している。

つまり、「オレが個人的に配ったわけじゃないから

セーフ」と言いたいわけだ。


 しかし、公選法は「候補者の氏名が類推される

方法」の寄付も禁じている。

政党支部からの寄付だろうが、有権者が

「茂木大臣の寄付」であることを推測できる場合は

アウト。

1日の参院予算委では、総務省の選挙部長が、

秘書が議員名入りの名刺を渡した場合や、

口頭で議員名を伝えた場合も「類推される方法」

に含まれるとの見解を示した。


■“買収”行為は常態化


 茂木大臣は、秘書が名刺を渡していたのか

について「その場に居合わせておらず分からない」

と逃げていたが、日刊ゲンダイは茂木大臣の

選挙区内で手帳を受け取っていた有権者リストを

入手。

早速、リストに掲載された人を直撃すると、

複数人から「手帳配布」について驚きの証言が

次々と飛び出した。


 「昔から顔見知りの秘書さんが『茂木事務所の

○○です』と挨拶がてら、自宅に届けにきてくれます。

過去に何回かありましたね。もちろん茂木先生から

の頂き物と認識しています」(自営業・50代男性)

 違法という認識を持っていないからなのか、皆、

明るく極めて口が軽い。


 自営業の70代男性は、「私は10年くらい前から

手帳を定期的にもらっています。結構たくさん

もらったなぁ。最近は去年の10月くらいだった。

当然、茂木さんからの頂き物だと思っていますよ」。


 2人とも「政党支部の活動」として受け止めている

のではなく、「茂木さん、いつも手帳をサンキュー」と

思っているようだ。

元選挙区内の住民によると、茂木大臣が線香や

衆院手帳を配り始めたのは「20年くらい前から」と

いうから、以来、茂木事務所の有権者の“買収”

行為は常態化していた疑いが濃厚だ。

茂木大臣が「今さら、わしゃ知らん」とトボケたって

ムリなのだ。


 政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は

こう言う。


 「寄付を長年行ってきたということは、拠出側は

『茂木氏の寄付』と明確に伝え、受ける側も当たり

前のように茂木氏からと理解していたのでしょう。

公選法違反の疑いは強く、極めて悪質です」


 さらに、ここにきて、問題は茂木大臣だけで

終わりそうになくなってきた。

複数の自民党議員にも茂木大臣同様、線香の

“違法配布”疑惑が広がり始めたのだ。

名前がざっと挙がっているだけでも、現職の

大物閣僚や元大臣、ベテラン議員がゾロゾロだ。

2日は維新以外の野党が結集し、茂木氏の問題

について総務省へのヒアリングを始めたが、この

問題はまだまだ長引きそうだ。


【転載終了】

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 自民党の議員も支持者もマヒしてるんでしょうね。


 野田聖子総務相が「類推される方法」を飛ばして

答弁し、野党議員に指摘され苦笑い、意識的に

飛ばしたのでしょうね?


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時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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