米株安が引き金 「アベ相場」終焉で日経平均2万円割れへ・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】

■米株安が引き金 「アベ相場」終焉で日経平均2万円割れへ

  2018年2月6日


 NY株の大暴落が世界同時株安を誘発した。

先週2日、NYダウは前日比665ドル安と急落。

リーマン・ショック後の金融危機にあった

2008年12月以来、9年ぶりの下げ幅を記録した。


 「暴落の引き金を引いたのは米長期金利の上昇

ですが、米国株はそもそも割高な水準にありました。

バブルが崩壊しても不思議ではない状況だったの

です」(株式評論家の倉多慎之助氏)


 1月下旬には、投資家心理をあらわす

「米恐怖指数(VIX)」が急上昇していた。

29日、30日の2日間で3割を超す上昇率で、

市場は嫌なムードに包まれていた。

同時期に、NYダウの値動きに先行することで知られる

「米輸送株20種」も大幅下落していた。


 「日本株はNY株に比べると過熱感が少ないという

指摘もありましたが、決してそんなことはありません。

日本市場は政府・日銀がつくり出した官製相場です。

無理やり株価を上げてきたのだから、崩れ出したら

止まりません。安倍相場の終焉です」(市場関係者)


 日本市場にも暴落の予兆はあった。

株価の変動を予想する

「日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)」は年初

から上昇が続いていたし、オプション取引の「売る権利」

は日経平均2万2000円近辺に集中している。


 「株価は2万2000円まで下落すると読む投資家が

大勢いるということです。先週の終値より1200円以上

も安い水準です。ただし、その辺で下げ止まる保証は

ありません。市場は悪材料に敏感になっています。

株価チャート的には2万1489円が節目となりますが、

そこを下回ると底なしの恐れがあります。平昌パラリン

ピックが閉幕する3月18日直後は、米朝対立が再び

市場の最大の関心事となります。株価下落の危険度も

高まります」(株式アナリストの黒岩泰氏)


 NYダウ暴落のきっかけとなった米長期金利は、昨年

12月の2・4%水準から、2・85%(2日)まで上昇して

いる。

市場が気にしているのは14年1月以来となる3%に

達するかどうかだという。

「3%超に高まると、株式市場に投入されていた資金が

米国債など債券市場に流れ、株式市場は壊滅状態に

なりかねません」(金融関係者)


 日経平均2万円割れを覚悟しておいたほうがよさそうだ。


【転載終了】

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 これは、オリンピックどころではないですね。


 官製相場を続けてきた日本市場はコントロールを

失いうかも?


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