夫の残業代カットで増加中:深夜に働くパート主婦の切実・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■夫の残業代カットで増加中…深夜に働くパート主婦の切実
2018年2月9日
深夜に働く主婦といっても“夜の商売”の
話ではない。
「保育園に預けられないから、昼は子どもの
世話。夜しか働けません」
3歳の子を持つ山村さん(37=仮名)は子ども
を寝かしつけ、夫が帰宅する夜10時から近所の
コンビニで働く。
働き方改革によって夫の残業代がカット。
そのせいで夫の給料が激減し、生活費が足りなく
なった……。
早朝や深夜に働くパート主婦が増えている。
「2017年版パートタイマー白書」によると、
夜10時から早朝6時まで働いている主婦は
全体の6.6%だが、10年前の2倍に増加した。
夕方5時から夜10時まで(49.7%)と、
早朝6時から8時まで(9.3%)を含めると実に
65.6%だ。
理由のひとつに、認可保育所に入れない
待機児童問題がある。
仮に、認証など民間の保育所に入所できたと
しても、月に8万円前後。
ベビーシッターを雇おうにも、自分の時給よりも
高い。
昼間に中途半端に働くと、かえって高くつくのだ。
それにイジメなども心配だから、小学生になっても、
子どもの帰宅時には話を聞いてあげたい。
PTAにも参加しないと先生の対応も悪くなる……
わが子に寄り添っていたい母親にとっては、
長時間働けないというのが現実なのだ。
確かに、深夜・早朝の時給は日中の1.5倍だから、
効率よく働ける。
しかも、夫が副業するより妻が頑張って働いた方が
税金面で得なのだ。
パート主婦の年収は、昨年までは103万円までが
38万円控除されていたが、今年から150万円に拡大。
つまり47万円多めに働いても控除される。
控除金額は変わらないので、働いた方が“お得”なのだ。
■企業も後押し
一方、コンビニや飲食店など人手不足が深刻な
企業側も、責任感があって長期的に働いてくれる
パート主婦を必死に求めている。
子どもを預かったり、短時間パートを正社員にする
母親に優しい企業も増えている。
「ただし」と、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏
がこう言う。
「確かに深夜・早朝の時給は高いとはいえ、体も
壊しやすい。それに、社会保険料などを計算しないと、
多く働いてもその分だけ損をすることもあります。
保険料が差し引かれない年収130万円まで働く方法
もある。年収150万円だと、自分で20万円余りの
保険料を支払う必要があり、かえって130万円を
下回ることもあります」
「すべての女性が輝く社会」とは程遠い。
【転載終了】
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国民は、もうやることがわかっていますよね。
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