大谷翔平WBC出場に「3つの障壁」・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■大谷翔平WBC出場に「3つの障壁」

 エ軍が出場容認も鵜呑みにできないワケ

 公開日:2022/08/23


 エンゼルス・大谷翔平(28)の体が悲鳴

をあげた。


 日本時間22日のタイガース戦にリアル

二刀流で出場したが、4回を1本塁打含む

5安打3失点。

「ウイルス性胃腸炎」により、五回の

第3打席で代打を送られ、8敗目(10勝)

を喫した。


 大谷は試合後、朝から胃の調子が

悪かったと明かし、

「単純な疲れ。(嘔吐で)戻してはいない

ので大丈夫かなと思います」と軽症を強調

したものの、球団はその後、

「ウイルス性胃腸炎」と発表。

クラブハウスでは食事を取るなどしたそう

だが、決して楽観できない。


■イチローも苦しんだ胃腸の疾患


 かつての安打製造機も胃の不調に悩まされ

たからだ。

イチローはマリナーズ時代の2009年、

日本が連覇を果たした第2回WBCで極度の

不振や重圧から大会途中に胃炎を患った。

閉幕後の3月下旬、マ軍合流後に胃潰瘍と

診断され、胃の出血が見つかった。

チームドクターからは練習を禁止され、

開幕から故障者リストに入った。


 鳥居内科クリニック(東京・世田谷区)

の鳥居明院長はこう言う。

「報道を見る限り、肉体的、精神的疲労によ

るストレス性の急性胃炎だと思われます。

グラウンドでは投打にわたって緊張を強いら

れている状態と言っていい。シーズン終盤に

入って心身ともに疲労がピークに達したため

に発症したのではないでしょうか。大谷選手

のようなケースではストレスの原因が解消

されれば症状は改善されるはずです」


 もっとも、極限の状態で強力なストレスが

加わり続ければ、イチローのように

急性胃粘膜病変(嘔吐や出血を伴う胃潰瘍

など)にかかる可能性もあるという。

大谷はメジャー史上初の規定投球回(162)

と規定打席数(502)の同時到達を目指して

いるが、症状が悪化すればシーズンのみなら

ず、オフの調整に狂いが生じる可能性もある。

自身初の日本代表入りが“内定”している来年

3月開催のWBC出場にも影響しかねないのだ。


■400億円規模の大型契約


 ただでさえ大谷は投打二刀流をこなし、

体への負担は大きい。

エンゼルスのミナシアンGMは、すでに大谷

の出場について「私はWBCを支持する。彼

は特別な選手だ。出場したいというのであ

れば阻むつもりはない。サポートする」と

発言。

日本のメディアは「出場容認」と大騒ぎして

いるが、GMの発言は決して鵜呑みにできない。


 大リーグに詳しいスポーツライターの

友成那智氏が言う。

「来季終了後にはFAになるため、エ軍は今オフ、

来季からの長期契約を結ぶ可能性がある。大谷

は最低でも総額400億円規模の契約になると

予想されているが、大型契約を結べば一転、金

も出すが口を出すモレノ・オーナーの意向もあ

り、ミナシアンGMは二刀流のWBC出場に難色

を示すかもしれません」


■依然として今オフのトレード市場の目玉


 しかも、大谷は来季もエンゼルスでプレー

するとは限らない。

今夏、トレードが浮上した際は、ヤンキースや

パドレスなど10球団程度が獲得に関心を示した。

今オフ、移籍話が再燃するのは間違いない。


 仮に他球団に移籍すれば、WBCへの出場可否

は移籍先の球団の意向にも左右される。


 「もしヤンキース入りすれば、出場は難しい

かもしれません」とは、メディア関係者。


 「スタインブレナー前オーナーが野球の国際

大会に非協力的だったため、ヤンキースから

過去4度のWBCに出場した選手はわずか13人。

そのうち投手は4人しかいない。17年大会当時、

ヤ軍のエース格だった田中将大(現楽天)も

WBC出場を視野に入れていたものの、7年総額

約161億円の大型契約を結んでいたうえ、右肘

に不安を抱えていたため、球団が出場を容認

しなかった」


 ドジャースは全4大会で計6人の投手を派遣

しているが、いずれも年俸が安い救援投手。

サイ・ヤング賞左腕カーショーらエース格は

派遣しなかった。


 高給取りや前年に60日以上の負傷者リスト

(IL)入りした選手は、MLBと契約する保険

会社がWBCへの出場を拒否すれば、派遣でき

ない規定があるとの話もある。

球団の思惑やさまざまなしがらみから、必ず

しも大谷が日の丸のユニホームに袖を通すと

は限らない。


 その大谷は日本時間23日のレイズ戦でベンチ

スタート。

6回に代打で出場し、空振り三振で1打数無安打

に終わった。

フィル・ネビン監督代行は大谷が28日の

ブルージェイズ戦に通常通り中5日で登板する

と発表した。


【転載終了】

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 MLBとNBLとでは年俸が違いすぎる

から、球団としてもリスクは冒せない

という事情もあるのでしょう。


 昨年と今年のエ軍はトラウトと

レンドーンが真面に働けていないです

からね。

両選手併せた年俸は77.8億円です。


 それを補っても余りある大谷選手は、

年俸は約4.5億円です。


 来季の大谷選手の年俸は約60億前後

とも言われており、ケガでもされたら

大変ですからね。

文中にもあるように保険が掛けられま

すから、保険会社がNOということも。


 ハッキリ言えば日本球界とは事情が

違いすぎるという事ですね。


 メジャーも終盤戦に入り、エ軍に妙

な現象が起こっています。

8回の大谷選手の最終打席が終わると、

観客の殆どが帰ってしまうのです。

点差が1点で逆転の可能性もあるのに。


 他球団にしても、観客動員に貢献す

る大谷選手は特別な存在なのですね。

大谷選手がIL(故障者リスト)入りに

なったらMLB全体の問題になるかも?


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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