安倍氏国葬「弔問外交」は“絵に描いた餅”・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■安倍氏国葬「弔問外交」は“絵に描いた餅”・・・

 現役首脳が出席見送り、日本政府おざなりの

 ツケ

 公開日:2022/08/30


 国費2.5億円の支出が決まった

安倍元首相の国葬。

実施当日の警備費を含めれば、経費は

まだまだ膨らむ見込みだ。

岸田政権は国民の半数に上る反対の声

を無視して「弔問外交」に期待を寄せ

るが、しょせんは“絵に描いた餅”であ

る。


 政府は各国首脳が顔をそろえる国葬

の場を「弔問外交」に活用する狙いだ

が、今のところ、G7の中で現役首脳

クラスが参列を検討しているのはカナダ

のみ。

アメリカのバイデン大統領に続き、

参列を検討中だったフランスの

マクロン大統領も結局、内政を理由に

参列を見送る。


 フランスは代わりに

「できるだけ高位の人」の派遣を検討し

ているというが、現役首脳が一堂に会

するサミットのような光景を描いていた

日本政府にとっては、期待を裏切られた

格好だ。


 高千穂大教授の五野井郁夫氏

(国際政治学)がこう言う。

「マクロン大統領の出席見送りは、

『弔問外交に応じるつもりはない』と

の表明に等しいと思います。現在の

国際情勢で最も重要なテーマのひとつ

は、ロシアによるウクライナ侵攻です。

ヨーロッパ諸国の中でロシアのプーチ

ン大統領と交渉チャンネルを持つマク

ロン大統領が不在では、『外交の場』

としての国葬は、ほぼ意味をなしませ

ん」


 そもそも、日本政府に「弔問外交」の

重要性を主張できるほどの実績はない。


■海外の葬儀には格下クラスを派遣


 2005年のローマ法王葬儀では、欧米の

現役大統領が列席する中、日本は格下の

首相補佐官を派遣。

19年のフランスのシラク元大統領の国葬

は、駐仏大使の参列で済ませた。

今年5月にアラブ首長国連邦のハリファ

元大統領が亡くなった際は、弔問式に

首相特使として自民党の甘利明前幹事長

を遣わした。


 「過去の事例を見ても、日本政府は

『弔問外交』をきちんとやってこなかった

ことが分かります。外交は国家間の

ギブ・アンド・テイク、つまり互酬に

よって成り立つ。『日本から偉い人は来て

いないけど、こっちからは元首級を派遣し

よう』とはならないのです。そもそも弔問

外交は、国葬実施のために取ってつけた

理由でしょう」(五野井郁夫氏)


 外交の場にすらならない国葬に、億単位

の国費をムダにしてはダメだ。


【転載終了】

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 現役の総理が亡くなったのとは事情

が違いますからね。


 最初から特使になるだろうという事

は予想できましたよね。


 もしかしたら旧統一教会からの強い

要望かも?


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